この記事では、「もしかして」と「もしかしたら」と「もしかすると」の違いを分かりやすく説明していきます。
「もしかして」とは?
「もしかして」は、対象のことに疑問を持ち、かもしれないという事情に対して疑問を持ったうえでかもしれないなという意味です。
例を挙げれば、「もしかして、男性ですか?」という言葉は、対象の性別に疑問を持っていて女性かもしれないし、男性かもしれないが故、「もしかして」は、疑問を持ったうえでかもしれないことを意味します。
「もしかしたら」とは?
「もしかしたら」は、予想でそうだろうなと述べる言葉です。
例えば、「もしかしたら、雨が降るかもしれない」という言葉は、予想で雨が降るだろうなという意味になります。
「もしかしたら」は、予想なのですが、疑問を持って予想していませんので、あくまで予想をしてどうであるかを述べているのです。
「もしかすると」とは
「もしかすると」は、「もしかしたら」と同じ意味です。
ただ単に、もしかという部分の接続詞がするとと、したらという違いで意味は同じです。
なお、もしかという言葉の意味は、予想をするという意味で、何々だとするとという意味になり、「もしかすると」にしろ、「もししたら」にしろ予想したうえでどうであるかを述べているのです。
「もしかして」と「もしかしたら」と「もしかすると」の違い
「もしかして」のみが疑問を持ったうえで対象がどうであるかを述べています。
これは、接続詞が、してという部分にあり、如何してのように疑問を持つ接続詞になっているが故、もしかという言葉が疑問符になっているのです。
逆に、「もしかしたら」と「もしかすると」は、そうあれば、どうであると述べていますのでこれは別に疑問を持っておらず、どちらかといえば、そうあるべきと解釈可能です。
よって、両者3つの違いは、「もしかして」のみが疑問を持ってどうであるかを述べています。
まとめ
「もしかして」にしろ、「もしかしたら」にしろ、この言葉は、もしかという恐らくだろうという言葉に接続詞を付けただけです。
逆を言えば、接続詞が疑問型であるが故、「もしかして」のみが相手に対して恐らくこうだろうという部分に疑問を持っています。
疑問と願望は意味が異なり、疑問は違うかもしれないけど一応聞いておこうというのが、「もしかして」で「もしかしたら」に「もしかすると」はどちらかというとそうあってほしいなという願望を指しているだけです。
その為、「もしかして男性ですか」は、疑問を持っていて一応女性だと思うけど男性かもしれないから聞いておくというニュアンスで、「もしかしたら男性ですか」は、男性であってほしいなという願望を指しているのです。
この3つの言葉は、願望と疑問を表すのでとりあえず、「もしかして」だけが疑問を持っている言葉であると理解しておけば、後は、「もしかしたら」に、「もしかすると」のどちらを使おうと同じ意味になります。