「常識」と「良識」と「ルール」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「常識」と「良識」と「ルール」の違いとは?生活・教育

この記事では、「常識」「良識」「ルール」の違いを分かりやすく説明していきます。

「常識」とは?

「常識」「じょうしき」と読みます。

意味は「一般の社会人が共通して持っている、基本的な知識や考え方、判断力」という意味で、世間一般の誰に聞いてもそうだと思うことを言います。

「常」「つね」とも読み、「特別でない」「普通の」という意味、「識」「ものごとを区別して見分ける能力」という意味、「常識」「普通にものごとを見分ける能力」という意味です。


「常識」の使い方

「常識」は名詞として動詞を伴い「常識がある・ない」と使われたり、「常識外れ」「常識的」と使われたりします。

基本的に、世間一般の人が持っている、普通とされる知識や考え方、判断力に使われる言葉です。


「常識」の例文

・『世間一般の常識からすれば、手土産くらい持参するべきである』

「良識」とは?

「良識」「りょうしき」と読みます。

意味は「ものごとの健全な考え方や判断力」という意味で、ものごとに対して、筋道が立っていたり、そうあることが好ましいと思われる考え方や判断することを言います。

「良」「すぐれている」「好ましい」という意味、「良識」「ものごとを好ましく見分ける能力」になります。

「良識」の使い方

「良識」は名詞として「良識がある・なお」と使われたり、「良識的」などと使われたりします。

基本的に、普通に考えて筋道が通っている、好ましいと思われる考え方や判断力に使われる言葉です。

「良識」の例文

・『前回抽選に外れた人を今回優先するとは良識的な判断だ』

「ルール」とは?

「ルール」の意味は「規則・規定・きまり」です。

組織や集団で行動する時に、足並みを揃えたり、調和を取る為に定められた守るべき約束のことを言います。

「ルール」は英語の「rule」が日本語化した言葉で、「規定」「規約」「決まり」「規則」など、日本語と同じ意味があります。

「ルール」の使い方

「ルール」は日本語の場合、名詞・形容動詞として「ルールだ・である」「ルールを守る・守った」「ルール通り」などと使われます。

基本的に、集団や組織において、守るべき規則や決まりを表す言葉です。

「ルール」の例文

・『高速道路ではルールに従って走行しないと危険である』

「常識」と「良識」と「ルール」の違い

「常識」「世間一般の人が持っている、普通とされる知識や考え方、判断力」という意味です。

「良識」「普通に考えて筋道が通っている、好ましいと思われる考え方や判断力」という意味です。

「ルール」「集団や組織において、守るべき規則や決まり」という意味です。

まとめ

今回は「常識」「良識」「ルール」について紹介しました。

「常識」「普通の知識や考え方」「良識」「好ましい考え方」「ルール」「守るべき決まり」と覚えておきましょう。