「積む」と「詰む」と「重ねる」の違いとは?分かりやすく解釈

「積む」と「詰む」と「重ねる」の違い生活・教育

この記事では、「積む」「詰む」「重ねる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「積む」とは?

「積む」「つむ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある物の上にさらに物を置く」という意味で、次々と上に物を載せていくことです。

2つ目は「荷物を運ぶ為に車両や船、飛行機などに載せる」という意味で、荷物を運搬用の乗り物に収めることです。

3つ目は「ものごとを繰り返し行う」という意味で、同じことを何度もすることです。

4つ目は「財産を蓄える」という意味で、金銭を貯めて増やすことです。

5つ目は「次第に高さが増える」という意味で、次第に量が増えるにつれて高さが出ることです。

上記に共通するのは「上に載せる」という意味です。


「積む」の使い方

「積む」は動詞として「積む・積んだ」と使われたり、副詞として「積んで」と使われたりします。

基本的に、同じ物とは限らず、ある物の上に更に物を載せることに使われる言葉です。


「積む」の例文

・『倉庫に売れ残りがうずたかく積まれている』

「詰む」とは?

「詰む」「つむ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「布地などの目が密接している」という意味で、物が組み合わさった部分の隙間が狭いことです。

2つ目は「将棋で、王将が逃げられなくなる状態」という意味です。

3つ目は「先がなくなる」と意味で、行き先に困ることです。

上記に共通するのは「隙間がなくなる」という意味です。

「詰む」の使い方

「詰む」は動詞として「詰む・詰んだ」と使われたり、副詞として「詰んで」と使われたりします。

基本的に、ある物同士が密接していて隙間が狭かったり、ない状態に使われる言葉です。

「詰む」の例文

・『このセーターは目が詰んでいるので暖かい』

「重ねる」とは?

「重ねる」「かさねる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「物の上に、同じものを更に載せる」という意味で、同じ種類の物を次々と上に置くことです。

2つ目は「同じことを何度も繰り返す」という意味で、同じ種類のものごとを加えることです。

上記に共通するのは「同じものを上乗せする」という意味です。

「重ねる」の使い方

「重ねる」は動詞として「重ねる・重ねた」と使われたり、副詞として「重ねて」と使われたりします。

基本的に、ある物の上に、同じ種類ものを載せたり、加えたりすることに使われる言葉です。

「重ねる」の例文

・『同じ取引先への請求書を重ねる』

「積む」と「詰む」と「重ねる」の違い

「積む」「同じ物とは限らず、ある物の上に更に物を載せること」という意味です。

「詰む」「ある物同士が密接していて隙間が狭かったり、ない状態」という意味です。

「重ねる」「ある物の上に、同じ種類ものを載せたり、加えたりすること」という意味です。

まとめ

今回は「積む」「詰む」「重ねる」について紹介しました。

「積む」「上に物を載せる」「詰む」「隙間が狭い」「重ねる」「上に同じ物を載せる」と覚えておきましょう。