「まごつく」と「うろたえる」の違いとは?分かりやすく解釈

「まごつく」と「うろたえる」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「まごつく」「うろたえる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「まごつく」とは?

「まごつく」とは初めてすることや不慣れな物事をする際に経験のなさから動揺したり物事をうまく進められないことです。

何をどうすればいいかがわからず迷っている状態とも言えますし、感情的には困るという感情が一番強いでしょう。

何をするべきかわからない状態を指す言葉ですが、やるべきことは何かを考えたり模索しているニュアンスは含まず、ただ困って迷っていることだけを表現する言葉です。


「うろたえる」とは?

「うろたえる」とは予想していなかったことに直面して動揺していることです。

感情的には予想外の事態に直面した驚きと、それにどう対処するべきかなどの困る気持ちがないまぜになった感情になります。

「うろたえる」原因となるのは経験不足から来る対応力の低さではなく思いもよらなかったことが起きた驚きです。

そのため経験豊富な人であっても普段通りに物事を進めている最中に急なトラブルが発生すると「うろたえる」ことはあります。


「まごつく」と「うろたえる」の違い

「まごつく」「うろたえる」の違いを、分かりやすく解説します。

不慣れな物事に動揺して戸惑うことが「まごつく」で、予想外の出来事に動揺して戸惑うことが「うろたえる」です。

「まごつく」原因は経験不足ですが「うろたえる」原因は完全に予想していなかった事態が起きた驚きになります。

そのため「まごつく」は経験の浅い人に使われる言葉ですが、「うろたえる」は展開の予想ができる程度には経験がある人に使われる言葉です。

まとめ

「まごつく」「うろたえる」はどちらにしてもそうしている間は物事が進展しませんが何が原因でそうなるかは違いますし、それぞれの状態になる前提条件も違います。

とは言え動揺して何をすればいいか困惑しているという点は同じなので、はたから見れば「まごつく」のも「うろたえる」のも同じに見えてしまうのも仕方がないかもしれません。