「被写体」と「モデル」の違いとは?分かりやすく解釈

「被写体」と「モデル」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「被写体」「モデル」の違いを分かりやすく説明していきます。

「被写体」とは?

「被写体」とは写真を撮影する際に写し撮られる対象物のことです。

風景写真なら風景が「被写体」ですしグラビア写真なら人が「被写体」になります。

またどのような写真かも問わないので証明写真も「被写体」は人と言えるでしょう。

「被写体」は生きているとは限らず生物の場合もあれば車や建物などの無機物も「被写体」になります。

写真を撮影されたもの全てが「被写体」と言っても良いでしょう。


「モデル」とは?

「モデル」とは芸術表現や小説などの題材となるものです。

多くの場合ものが「モデル」となりますが概念的なものや事件が「モデル」になることもあります。

また題材となる対象物を「モデル」と呼ぶ芸術は多く写真や絵画に彫刻など様々な芸術表現で使われる言葉です。

様々な創作活動や芸術活動において、何かを対象にして自分というフィルターを通してそれを表現するなら、その対象物になったものが「モデル」と言えます。


「被写体」と「モデル」の違い

「被写体」「モデル」の違いを、分かりやすく解説します。

写真を撮る場合の対象物を指す言葉が「被写体」で、様々な芸術活動などで対象物を指す言葉が「モデル」です。

「被写体」は写真の対象物にしか使われませんが、「モデル」は写真の他にも絵画や彫刻などの対象物にも使われます。

また「被写体」は物質として実在するものしか対象になりません。

しかし「モデル」は活動次第で物質として実在するものも概念的な物質として存在しないものも対象になります。

まとめ

「モデル」は様々な芸術活動で使われる言葉なのに対し、「被写体」は写真でだけ使われる「モデル」と言って良いでしょう。

芸術活動の中には想像上のものを頭の中から出力して表現することも多いので「モデル」には空想上のものもしばしばありますが、写真は存在しているものを撮影するものなので「被写体」は存在するものしかありません。