この記事では、「ファスティング」と「デトックス」の違いについて紹介します。
ファスティングとは?
ファスティングとは、断食のことをいいます。
英語で断食を意味するFastingをそのまま日本語にしたものです。
断食は宗教上の行為として行われることが多いですが、日本ではダイエットや体質改善などを目的に行われることが多くなりました。
ファスティングは食べ物や特定の食べ物を一定期間摂らないことで、胃腸を休ませるものです。
それにより美容や健康に良い効果が得られると考えられています。
ファスティングのやり方は様々で、明確なルールなどは存在していません。
1日のうち1食だけ抜くという軽いものから数日間一切食べ物を口にしないというものまで色々あります。
美容や健康目的の場合、食べ物の代わりに酵素ドリンクなどを飲んで過ごすファスティングがよく行われています。
ファスティングの効果を挙げると、デトックス効果や美肌効果、ダイエット効果等があります。
デトックスとは?
デトックスとは、体の中に溜まっている毒素を体の外に排出することをいいます。
解毒という意味を持つ「detoxification」が由来となっています。
美容や健康に良いとして注目されており、デトックスには色々な方法があります。
例えば、岩盤浴はデトックス効果があるとして人気を集めました。
岩盤から発せられる遠赤外線を使った温浴方法で、血流やリンパの流れを良くしたり代謝を良くすることで老廃物が排出されやすくなるという効果があります。
体を温めて血流やリンパの流れを良くするという意味では、通常の入浴やサウナなどもデトックス効果があると考えられます。
また、リンパマッサージなどもデトックス効果があるとされます。
それから食物繊維が多い野菜などを積極的に食べて便通を良くすることも、デトックスの一つになります。
ファスティングとデトックスの違い
ファスティングは断食のことをいい、デトックスは体の中から老廃物など余分なものを排出することをいいます。
ファスティングにはデトックス効果があるといわれています。
なぜ、ファスティングをするとデトックス効果が得られるのかというと、人の身体は空腹になるとモチリンという物質が分泌されるからです。
モチリンは小腸から分泌されるペプチドホルモンで、胃腸を綺麗にする働きがあります。
食事をすると体のエネルギーは消化に使われますが、食事をとらないことでそのエネルギーが老廃物を排出することに使われるようになります。
その結果、むくみを解消したり肌が綺麗になる効果があるのです。
ファスティングには、デトックス効果以外にもダイエット効果などもあります。
食べない分だけ摂取カロリーが減るので、消費されるエネルギーが大きくなり痩せることにつながります。
まとめ
ファスティングは断食のことで、デトックスはファスティングをすることで得られる効果になります。