「ファンミ」と「ライブ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ファンミ」と「ライブ」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「ファンミ」「ライブ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ファンミ」とは?

「ファンミ」は、ファンミーティングの略称で、ファンとアイドル側との間で交流することを目的にしたイベントのことです。

ここで使用されているミーティングについては、集まりという意味で、よくある、ビジネスマン同士が集まって何かを協議して決定するということではありません。

「ファンミーティング」はあくまで、ファンという同士があつまり、アイドル側との交流が目的にあり、アイドル側の意図は自分たちのスポンサーとなるように仕向けるのが「ファンミ」になります。


「ライブ」とは?

「ライブ」は、音楽関連のイベントのことでアイドルグループが歌う歌の新曲のお披露目が目的にあるイベントです。

なお、新曲をお披露目することが目的だとありますが、ビジネス目的で曲を披露して集客するという目的もあるため、新曲を披露しないケースも多いになります。


「ファンミ」と「ライブ」の違い

両者の違いは、「ファンミ」はアイドル側から見ると、スポンサーとなり、継続的に応援してもらえる顧客の獲得のためのファンサービスで、「ライブ」は、顧客となった人たちに対してアイドル側が音楽を提供して満足してもらうという違いです。

なので、「ファンミ」で、アイドルを応援するスポンサーを増やして、増やしたお客さんに対して「ライブ」でアイドルが答えるというサイクルでビジネスを行えば、アイドル業が成立するということです。

「ファンミ」の例文

・『ファンミはいかにファンとなる人物の心を掴み応援してもらえるサポーターになるようにイベントを工夫するかである』

「ライブ」の例文

・『ライブ会場の設営を開始する』

まとめ

「ファンミ」については、アイドルを抱えている運営側からすれば、アイドルを売り出す際に固定客となるお客さんを生み出すということに重点を置いたイベントになります。

旧来のアイドルは、音楽イベントである「ライブ」というものを行うことで音楽を通じてファンを作るという方式だったんですが、この方式では、顧客の獲得に幅が出てしまい、音楽を通してのみアイドルに共感した人物しか顧客となりませんでした。

だから、新しい方法において「ファンミ」という考えを取り入れたのです。

「ファンミ」の利点は、ファンとアイドルグループを交流させることによってファンを顧客化することにあります。

逆に「ライブ」は、ファンが顧客となることで、音楽に興味があり、アイドルの歌声を聞くために音楽の身のイベントに参加するというものになります。

要は、昔のやり方ですと、最初に音楽を通じて顧客を増やそうという考えになるんですが、この方法ですと音楽に興味がない人物はアイドルの顧客にならないので、トークイベントやミニゲームのようなイベントを「ファンミ」で提供してアイドルを身近に感じてもらい、アイドルのスポンサーとなるようにしたほうが良いと判断したのが、「ファンミ」という新しいファンとの交流法です。