競馬において、馬券を買う方法にはさまざまなものがありますが、その中に「単勝」「複勝」「馬連」と言われるものがあります。
競馬を知り尽くした方にとってはお馴染みの方法でしょうが、初心者の方や未経験者の方にとってはまぎらわしいものです。
この記事では、競馬の「単勝」と「複勝」と「馬連」の違いを分かりやすく説明していきます。
「単勝」【たんしょう】とは?
まず、「馬券」と言われているものの正式名称は「勝馬投票券」ですが、この記事の中では「馬券」で統一します。
「単勝」とは、「単勝式」という馬券の買い方の略で、1923年(大正12年)から続いている歴史の長い買い方です。
1着馬を当てるというシンプルな買い方で、初心者の方にもわかりやすい為、人気があります。
また、「単勝」で馬券を買うと、馬券には投票した馬の名前が印刷されます。
その為、レース結果に関係なく、その馬に思い入れのある方などが記念で購入するケースもあります。
「複勝」【ふくしょう】とは?
「複勝」とは、「複勝式」という馬券の買い方の略です。
出走頭数が8頭以上の場合は1着から3着まで、7頭以下の場合は1着から2着までに入る馬を当てる買い方です。
着順に関係なく、投票した馬がどこかに入っていれば当たりとなります。
例えば、出走頭数が8頭以上で、投票した馬が3着だったとしても当たりとなります。
ですが、比較的当たりやすい買い方の為、他の買い方に比べ配当金は少なくなる傾向にあります。
1頭だけを予想する買い方なので、「単勝」同様、馬券には投票した馬の名前が印刷されます。
ちなみに、出走頭数が4頭以下だった場合は、「複勝」は買えません。
「馬連」【うまれん】とは?
「馬連」は、正式には、「普通馬番号二連勝複式」勝馬投票法という名称になり、それを略して「馬連」です。
レース出走馬には、それぞれ番号が割り振られるわけですが、1着と2着になる馬の番号の組合せを当てる買い方になります。
1着か2着に入りそうな馬を2頭選んで買いますが、2頭ともが1着か2着に入っていればよく、着順を当てる必要はありません。
馬券には、投票した馬に割り振られている番号が印刷されます。
競馬の「単勝」と「複勝」と「馬連」の違い
「単勝」は、「1着になる馬」を当てるシンプルな買い方です。
「複勝」は、出走頭数によりますが「1着から3着、または1着から2着の中のどれかに入る馬を1頭」当てる買い方です。
「単勝」「複勝」ともに1頭だけ選ぶ買い方なので、馬券には「馬の名前が印刷」されます。
「馬連」は、「着順は問わず、1着と2着の組み合わせ」を当てる買い方です。
馬券には、投票した馬に割り振られた「番号が印刷」されます。
まとめ
「単勝」と「複勝」と「馬連」の違いを紹介しましたが、理解して頂けましたでしょうか。
この三つの他にもいろいろな買い方があります。
趣味というのは、何事も突き詰めると奥が深いものですので、のめりこみ過ぎない程度に、競馬を楽しんでみてください。