この記事では、「白」と「オフホワイト」と「アイボリー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「白」とは?
無彩色の色のひとつで、RGB 255, 255, 255に近い色を指します。
白いという言葉ではオフホワイトやアイボリー、乳白色なども含まれるケースがあり、灰色よりは白に近ければ白っぽいと表現されます。
可視光線を100%反射するものが最も白い物質といえますが、現実には96%を超えるあたりでも相当な白さということができます。
白は蛍光色とのつながりがあり、ワイシャツは蛍光染料で白く見せ、白色発光ダイオードは蛍光体をコートして白く光らせています。
塗装において汚れやすさ、傷の目立ちやすさなど白は扱いにくい部分もあり、車ではパールホワイトが増えています。
模型の塗料での白は下地を隠蔽する力が他の色と比べて低く難易度の高い色とされています。
疑いがないという意味でのシロも白が由来で言葉としては広めに使われています。
「オフホワイト」とは?
白ではない白に近い色とされ、ごくわずかに黄色がかった色で、RGB 255, 249, 238あたりの数値が近い色とされています。
漂白をしていない白といった感覚の色であり、抑えが効いている色として使いやすく、シャツなどの色として使われています。
自動車にはあまり使われていない色ですが、鉄道車両、家屋やパソコンの筐体などに使われているケースもあります。
ファッションブランド名として使われているため服の色としての検索がややしづらい色とも言えます。
「アイボリー」とは
象牙や牙のことを指す言葉で、そこから転じて黄色がかかった白系の色を指す言葉になっています。
RGB240, 227, 206あたりの色で、オフホワイトよりも黄色がかっています。
家屋などに使いやすい色で、ナチュラルなイメージがあるとも言えます。
初代の新幹線はアイボリーと青系の色と言えますが、このあたりはトータルでは白と呼ぶ場合もありえるでしょう。
白系統の色であり、言葉としてはそれほど多く使われていません。
「白」と「オフホワイト」と「アイボリー」の違い
白にやや黄色がかかった色がオフホワイト、そこからさらに黄色がかかった色がアイボリーと言えます。
ただし白に近い色という意味合いではオフホワイトやアイボリーも白いと言われるケースはあります。
アイボリーは家具や家屋そのものの色に使われるケースが有り、オフホワイトは服などに使われるケースがありますが、白はワイシャツが代表的です。
車ではアイボリー、オフホワイトはまず使われておらず、白にパールをかけたものが多く見られます。
まとめ
白は反射率が最も高い色となり、白すぎるという感覚もありえます。
道路の白線などの白ならではの役割もあります。
オフホワイトやアイボリーあたりはナチュラルな色といった印象になり、アイボリーは牙の色という由来もあり、外見的に行き過ぎた印象だはないと言えるでしょう。