「ドルビーシネマ」と「ドルビーアトモス」の違いとは?分かりやすく解釈

「ドルビーシネマ」と「ドルビーアトモス」の違いとは?専門用語・業界用語

この記事では、「ドルビーシネマ」「ドルビーアトモス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ドルビーシネマ」とは?

「ドルビーシネマ」は、「ドルビーアトモス」という音響システムおよび機器を利用するシステムに追加する形で、映画館の照明を管理したりスクリーンの大きさや投影能力なんかを適切にドルビーの規格に統一した映画館自体を指します。

要は、ドルビーラボラトリーズというよい音声にこだわる会社の規格に完全に対応した映画館ですというのが「ドルビーシネマ」です。

よって「ドルビーシネマ」を名乗る映画館は、100パーセントと言ってよいくらいに音響がすさまじくよい映画館になり、かつスクリーンの映画もくっきりと移ります。


「ドルビーアトモス」とは?

「ドルビーアトモス」は、音響を3Dな音響にすることを目的に掲げられた、ドルビーラボラトリーズが考案したシステムのことで音響を重視したシステムになります。

旧来はスピーカーの配置とかが案外と雑でより良い音響をかき消すという事態が起きている映画館もありました。

そこで、ドルビーは適切にシステムを配置すれば、音響をよりよくして立体的な音響にできるということで考案したのがこのシステムです。


「ドルビーシネマ」と「ドルビーアトモス」の違い

両者の違いは、ドルビーのシステムをフル稼働している映画館自体を指すか、ドルビーが考案したシステムを指すかです。

「ドルビーアトモス」は、システム自体を指すので、システムを導入していれば一応正しく動作していることを条件に良い音響を得ます。

一方、「ドルビーシネマ」は、映画館自体が、システムをフル稼働して音響と映像美が良いと証明されているので、「ドルビーシネマ」は、システムの運用が完全に証明されているという考えでもよいでしょう。

「ドルビーシネマ」の例文

・『ドルビーシネマの映画館に行く』

「ドルビーアトモス」の例文

・『ドルビーアトモスを導入する』

まとめ

「ドルビーシネマ」は、映画館自体を指すので、ドルビーラボラトリーズが開発したシステムをフル稼働している映画館ですという証明をしています。

一方「ドルビーアトモス」は、システムのことで音響が3Dで音質が良いですよというシステムのことです。