この記事では、「自転」と「公転」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自転」とは?
自転とは、じてんという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、みずからやじぶんでといった意味の自の漢字に、回るやころぶといった意味がある転の漢字を付け足す事によって成立した言葉となっています。
だからこそ自転は、自ら回転する事を表すのです。
「自転」の言葉の使い方
自転は、自分で回転するという意味に使われる言葉となっています。
主に天体が地軸を中心にして回る運動に対して、この自転という言葉が使用されているのです。
「公転」とは?
公転は、こうてんという読み方をする言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、おおやけや偏らない等の意味を持っている公の文字に、くるくると回るやひっくり返るといった意味を所有する転の文字を加える事で完成した言葉です。
以上の事から公転は、天体が他の天体の周囲を回る事を示します。
「公転」の言葉の使い方
公転は、ある天体が別の天体の周りを定期的に回るという意味で用いられる言葉です。
具体的には、地球が太陽の周囲を1年掛けて回る運動に対して、この公転という言葉が使用される事が多くなっています。
「自転」と「公転」の違い
自転と公転の文字表記を並べてみると、直ぐに自と公という漢字の違いがある事に気付く事が可能です。
所が2文字目は同じ転の漢字であり、どちらも天体が回るという運動を表す点がややこしかったりします。
もっとも自転は、天体が地軸を中心に自分で回る運動を表すのです。
一方の公転は、天体が他の天体の周りを定期的に回るという様を示します。
まとめ
2つの言葉は共に、天体が回るという運動を示すのです。
ただし同じ回る運動でも、その回り方に相違点を見出す事が出来ます。
ちなみに自転は、天体が自身の内部にある軸の周りを回転するという運動に対して使われる言葉です。
対する公転は、天体が別の天体の周囲をぐるりと定期的に回る運動に用いる言葉となっています。