この記事では、「満月」と「新月」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「満月」とは?
「満月」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「満月」は「まんげつ」と読みます。
「満月」は、「全面が輝いて丸く見える月」という意味があります。
月と太陽の黄経差が180度になるとき、「満月」となります。
「満月」のとき、月と太陽は、地球を間において、反対側になります。
地球から見れば、月と太陽に挟まれている状態の時が「満月」になります。
この時、地球から見える月の半面は、太陽の光を受けて明るく輝いているため、丸く光って見えるので、「満月」と呼ばれています。
この時に、太陽と地球、月が一直線上に並んだ場合は、地球の影が満月に映り込むことになるため、「月食」が起こるという仕組みです。
旧暦は、月の動きによって定められているため、毎月15日が「満月」と決まっていました。
かつて日本では15日をお祭りの日としていることが多く、これは「満月」により、周囲が明るく照らされていたからではないかと考えられています。
また、「満月」を見ると人間が狼男になるという物語があるように、「満月」には不思議な力があり、犯罪が増えるという都市伝説もあります。
「新月」とは?
「新月」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「新月」は「しんげつ」と読みます。
「新月」は「月と太陽との黄経が等しくなる時。
月は太陽と同じ方向にあり、地球に暗い半面をむけるため、見えない状態」という意味があります。
地球から見て、月と太陽が同じ方向にある時、月が太陽に照らされて、明るく輝いている反面は、地球からは見えません。
暗い半面しか地球からは見えないため、月が見えなくなります。
このように、月が見えない状態の時、「新月」と呼びます。
また、「新月」の日に、太陽と月、地球が直線状に並んだ場合は、太陽の光が、間に完全に月が重なることで、さえぎられてしまいます。
こうして、昼なのに暗くなる現象を、「日食」と呼びます。
「満月」と「新月」の違い
「満月」と「新月」の違いを、分かりやすく解説します。
「満月」は、「全面が輝いて丸く見える月」という意味があります。
一方で「新月」は「月と太陽との黄経が等しくなる時。
月は太陽と同じ方向にあり、地球に暗い半面をむけるため、見えない状態」という意味があります。
「満月」と「新月」は、どちらも月を意味するという共通の意味があります。
ただし、「満月」は、地球から見て、月が輝いて丸く見えるのに対して、「新月」は地球から見ると、暗くて見えないという違いがあります。
また「満月」の場合は、地球から見ると、月と太陽が反対側になるのに対して、「新月」の場合は、月と太陽が同じ方向にあるという違いがあります。
まとめ
「満月」と「新月」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。