「詐称」と「偽証」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「詐称」と「偽証」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「詐称」「偽証」の違いを分かりやすく説明していきます。

「詐称」と「偽証」の違い

「詐称」「偽証」の違いについて紹介します。

「詐称」と「偽証」の使い方の違い

「詐称」は、「人の名前や住所、職業、経歴などをいつわること」に使います。

本来あることよりも良く見せることを表します。

「偽証」は、「事実ではないことを述べること」に使います。

事実を捻じ曲げたり、ありもしないことを言うことを表します。

「詐称」と「偽証」の英語表記の違い

「詐称」の英語表現は以下の2つがあります。

1つ目は「false」「falsified」で、「偽の」「虚偽の」という意味です。

“I heard a gossip he falsified his educational background.”

(彼が学歴を詐称していたとの噂を聞いた)

2つ目は「lie」「嘘をつく」というカジュアルな表現です。

“He was lying about his carrier.”

(彼は経歴を詐称していた)

「偽証」の英語は以下の2つがあります。

1つ目は「perjury」で、そのまま「偽証」という意味です。

“He was accused of perjury.”

(彼は偽証罪に問われた)

2つ目は「make false statements」で、「法廷で宣誓した上に嘘をついた」というニュアンスです。

“She made false statements to cover up him.”

(彼女は彼をかばう為に偽証した)

「詐称」の意味

「詐称」「さしょう」と読みます。

意味は、「その人にまつわることに対して偽ること」です。

「名前、住所、職業、年齢、学歴」など、その人の身の上に関することに対して、事実とは異なる内容を報告することを言います。

基本的に本来の自分よりも良く見せる為に、人から羨ましがられたり、尊敬されたり、一目置かれる様に、オシャレであったり、レベルの高い内容にすることが多くなります。

「詐称」の使い方

「詐称」は、「事実をいつわり、良く見せる様に述べること」を言います。

ただ口頭で述べるだけではなく、履歴書や職務経歴書、報告書、申込み書など文書で提出することもル含まれます。

「詐称」「いつわること」ですので、何をいつわるのかという言葉が前後に必要になります。

「年齢詐称」は、「実際よりも年齢を若くいつわる・高くいつわる」ことを言います。

「学歴詐称」は、「実際とは違う学部や、有名大学出身であるといつわること」を言います。

「経歴詐称」は、「実際とは違う肩書や職種であったり、一流企業に勤めている、または勤めていたといつわること」を言います。

「詐称」を使った例文

・『テレビで有名なコメンテーターは、経歴を詐称して話題になった』
・『彼は彼女に職歴を詐称しているらしい』
・『彼女は東大卒なので学歴を低く詐称して婚活している』
・『名前まで詐称するなんてまるで詐欺師だ』
・『彼は資産家を詐称して著名人と知り合いになっている』

「詐称」の類語

「偽装(ぎそう)」
ある事実を隠すために、他のものごとや状況に見せかけることを言います。

「誤魔化し(ごまかし)」
都合の悪いことを隠したり、相手に知られないにすることを言います。

「詐称」の対義語

「正直(しょうじき)」
自分が思ったことを素直に言い、ウソをつかない性格のことを言います。

「偽証」の意味

「偽証」「ぎしょう」と読み、以下の2つの意味があります。

1つ目は「事実をいつわって証明や証言をすること」という意味です。

何らかの理由により、自分が知っている事実とは違うことを言うことを表します。

2つ目は「法定などで、宣誓した証人が事実とは異なる陳述をすること」という意味です。

こちらの場合は法律上罪に問われます。

どちらも「嘘をつく」という意味ですが、「あるものごとの真偽をはっきりさせる為に、他人に対して自分が知っている事実を話すこと」が問われている場で、嘘をつくことを言います。

「偽証」の使い方

「偽証」は、「いつわりの証明や証言をすること」に使われます。

特に、ものごとの真偽を明確にして、それにより不利になる人が決まる場合もある時に、「事実とは異なること」を述べるのですから、大きな責任がかかっている時に使われる言葉です。

「偽証罪」はその証言が単なるウソで終らず、法律上罪に問われることを言います。

「偽証」を使った例文

・『彼は会社側から脅されて偽証せざるを得なかった』
・『重大な場で偽証したことで、彼は政界から追放された』
・『最近の政治家は平然と偽証する奴が増えている』
・『それがバレたら自分まで不利になるので、思わず偽証してしまった』
・『自分はクビになっても偽証するべきではないと思った』

「偽証」の類語

「出任せ(でまかせ)」
口から出るに任せていい加減なことを言うことを言います。

「嘘八百(うそはっぴゃく)」
全くのでたらめばかりのことを言います。

「偽証」の対義語

「真実を述べる(しんじつをのべ)」 本当にあったことを言うことです。

まとめ

今回は「詐称」「偽証」について紹介しました。

「詐称」「自分の身の上についていつわりを言うこと」「偽証」「いつわりの証言をすること」と覚えておきましょう。