この記事では、「マイナーチェンジ」と「フルモデルチェンジ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マイナーチェンジ」とは?
小変更ということができ、自動車であればライトのデザインやシートの表皮が変わっただけでもマイナーチェンジですが、外見のほとんどが変わり、エンジンが別になってもマイナーチェンジというケースがあります。
この場合型式番号は変わっていない、プラットフォームという土台になる根幹が変わっていないということになります。
ゲーム機ではマイナーチェンジでは低価格化、小型化などが行われることが多く、古くはメガドライブのマイナーチェンジ機がメガドライブ2となっていますが遊べるケームは基本的に同じです。
プレイステーションとプレイステーション2の関係はフルモデルチェンジということができます。
パソコンは筐体もしくはマザーボードが変化した時点でフルモデルチェンジと言えます。
食品はマイナーチェンジを繰り返していくのが基本といえ、フルモデルチェンジの概念はなく、関連性のやや薄い新製品を出すということになります。
「フルモデルチェンジ」とは?
全面改良という意味で、自動車であれば型式番号が変わります。
ただし大規模なマイナーチェンジとフルモデルチェンジの定義は曖昧な場合もあります。
鉄道車両でも別の形式番号が与えられるケースが大半で少なくとも台車やモーター周りが新しくなるということになります。
ただし、鉄道車両では車体の材質と形状が変わった段階でもフルモデルチェンジに含まないケースもあります。
フルモデルチェンジした場合でも旧型が製造できるというケースもあり、トヨタカローラやプリウスなどが一時旧型と併売されていました。
マイナーチェンジであれば旧型と併売することはまずなく、単に在庫があるということになります。
自動車では形状がほぼ同じままフルモデルチェンジしたホンダN-ONEが例外的な存在です。
「マイナーチェンジ」と「フルモデルチェンジ」の違い
「マイナーチェンジ」と「フルモデルチェンジ」の違いを、分かりやすく解説します。
「マイナーチェンジ」と「フルモデルチェンジ」は商品の改良という点では同じですが、マイナーチェンジは小規模な改良、フルモデルチェンジは全面改良ということになります。
パソコンは筐体、マザーボードの変化がフルモデルチェンジの要件と言え、OSのバージョンアップはフルモデルチェンジの要件ではありません。
まとめ
「マイナーチェンジ」と「フルモデルチェンジ」は商品を持続するための改良という前提は同じですが、フルモデルチェンジの方が基本的に大規模です。
同一商品でマイナーチェンジとフルモデルチェンジを同時に行うことはまずありませんが、ファミコンにおけるNEWファミコンとスーパーファミコンはNEWファミコンがマイナーチェンジ、スーパーファミコンがフルモデルチェンジとなっていました。