「針葉樹伐採高」と「木材伐採高」の違いとは?分かりやすく解釈

「針葉樹伐採高」と「木材伐採高」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「針葉樹伐採高」「木材伐採高」の違いを分かりやすく説明していきます。

「針葉樹伐採高」とは?

針葉樹をどれだけ伐採したかを表すものです。

樹木には針葉樹と広葉樹があります。

針葉樹は、葉が針のように細い形をしたものです。

主に寒冷地に生育しています。

マツやスギなどがこれにあたります。

植物は根から水分を吸い上げて、葉まで送っています。

根から葉まで水分を運ぶための管が幹の中に通っているのですが、針葉樹は仮道管というものが水分を運んでいます。

管は縦方向だけに伸びているのではなく、仮道管はそれぞれの管を横方向で繋げます。

管の中に空気が少しでも入り込んでしまうと、水を上に運ぶことができなくなってしまいます。

寒冷地では管の中の水分が凍結をして、空気が入ってしまうことがあります。

そうなると水分を運ぶことができず、樹木の生育に影響がでます。

しかし、管同士が横で繋がっていれば、一つの部分がダメになっても、迂回をするような形で他の管から水分を葉に送ることができます。

広葉樹は葉が広い形をしているものです。

サクラ、ツツジ、ツバキなどがこれにあたります。

温暖な地域で生育するものが少なくありません。

「針葉樹林伐採高」は樹木の中でも針葉樹を伐採した量のことです。

伐採されたものは、家具、建材、紙、燃料などに利用されます。

森林を管理するために伐採することもあります。

育ちっぱなしでは樹木と樹木の間が込み合ってしまい、うまく生育しなくなります。

そのため、人間が植えた場合は定期的に伐採する必要がある場合があります。

この場合でも、伐採したものはできるだけ有効に使われます。


「針葉樹伐採高」の言葉の使い方

針葉樹をどれだけ伐採したかの量を表すときに使用をします。

樹木には広葉樹と針葉樹がありますが、針葉樹の伐採した量だけを意味しています。


「木材伐採高」とは?

木材をどれだけ伐採したかを表すものです。

木材とは、建築やパルプなどとして利用する木のことです。

そういった用途で切った木の量を「木材伐採高」といいます。

木材になるものには針葉樹と広葉樹がありますが、この言葉はどちらの樹木も含めています。

伐採されたものは、建築材、家具材、パルプ材などに使用されています。

日本は緑に恵まれた国ですが、輸入する木材の量は少なくありません。

自国で賄うよりも輸入をした方が安い費用に抑えることができます。

主な輸入先はカナダ、ロシア、アメリカなどです。

「木材伐採高」の言葉の使い方

木材をどれくらい伐採したか量を表すときに使用をします。

木材にされるものには針葉樹と広葉樹がありますが、どちらも含めた量を指しています。

「針葉樹伐採高」と「木材伐採高」の違い

切った木の量という意味では同じですが、木の種類が違います。

前者は針葉樹のことだけを指しています。

後者は針葉樹も広葉樹もどちらも含めています。

まとめ

伐採した木の量という意味では同じですが、木の種類が異なります。