この記事では、「定期借家」と「普通借家」の違いを分かりやすく説明していきます。
「定期借家」とは?
「定期借家」は「ていきしゃくや」と読みます。
意味は、「賃貸物件で、あらかじめ定められた契約期間が終了になった時点で契約終了となる条件のこと」です。
更新したい場合には、新たに契約を結び直す必要があり、手間がかかります。
「定期借家」の言葉の使い方
「定期借家」は「定期+借家」で成り立っている語です。
「定期」は「あらかじめ期間や期限が決まっていること」という意味、「借家」は「家を他人から借りること」という意味、「定期借家」で「あらかじめ期間を決めて家を他人から借りること」になります。
期間は当事者間で自由に定められ、わずかな期間空き家を貸したい場合になどに使われます。
貸主の事情により期間を定めているので、期間終了後に更新するケースはほとんどありません。
「普通借家」とは?
「普通借家」は「ふつうしゃくや」と読みます。
意味は「賃貸物件で、1年以上の賃借期間が定められており、期間終了後更新が可能な条件のこと」です。
契約を更新する際には同じ条件で、ほとんど手続きはありません。
「普通借家」の言葉の使い方
「普通借家」は「普通+借家」で成り立っています。
「普通」は「一般的な」という意味、「借家」は「家を他人から借りること」という意味、「普通借家」で「一般的な条件で家を人から借りること」になります。
契約期間は1年以上と定められていますが、一般的には2年とすることが多くなっています。
「定期借家」と「普通借家」の違い
「定期借家」は「賃貸物件で、あらかじめ定められた契約期間が終了になった時点で契約終了となる条件のこと」です。
「普通借家」は「賃貸物件で、1年以上の賃借期間が定められており、期間終了後更新が可能な条件のこと」です。
まとめ
今回は「定期借家」と「普通借家」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。