この記事では、「ヒミズ」と「モグラ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヒミズ」とは?
「ヒミズ」は、落ち葉のような場所に住処を形成し、日の当たりにくい場所を生活拠点にする「モグラ科」の生物です。
ただ、「モグラ」と異なり、「モグラ塚」という地中深くに形成したコロニーのようなものを形成せずに地上で暮らすというのが「ヒミズ」になり、「ヒミズ」は、地上に存在する動物を狩りをして食べたり、普通に木の実などを食べたりと雑食性なので、地上にある物なら何でも食べる生物です。
「モグラ」とは?
「モグラ」は、「モグラ科モグラ類」の生物で地中深くにコロニーを形成し生活をします。
なので、生活基盤は、地中の奥深くになり、目はあるのですが、明るさ程度しか感知できず物体を認識できません。
「ヒミズ」は、目があり太陽の光と物体を認識でいるので、地上で狩りをすることが可能なんですが、「モグラ」はほぼ目が見えないので、臭いという感覚に頼り獲物を捕らえます。
しかも地中で狩りをしますので地上においては、「モグラ」は全く狩りをすることができず、地上に出てきた「モグラ」を見ることは本当に稀です。
「ヒミズ」と「モグラ」の違い
両者の違いは、生活基盤が異なる点と、前足が異なります。
「ヒミズ」は、地中を掘る前足が短く生活基盤は別に地中ではありません。
一方「モグラ」は、地中が生活基盤なので前足と後ろ足が発達していて長く大きいです。
なお、両者は一見すると似ているように見えるんですが、前足と体毛で判断可能で、モグラは、前足が大きく体毛はつやが無いです。
逆に、「ヒミズ」は前足が小さいんですが、体毛につやがあり、雨をはじくために体毛は脂のようなものでおおわれています。
「ヒミズ」の例文
・『ヒミズは、四国や九州で見かける生物である』
「モグラ」の例文
・『モグラは、地中から出てきて地上を歩くことは稀である』
まとめ
「ヒミズ」については、地上で生活することに特化したモグラ族だと認識してもらえるとよいです。
そのため、地中を掘り進む、手の形状が小さく、体毛も地上では雨が降りますので雨をはじく脂というものが体から噴出してつやでおおわれているのが「ヒミズ」になります。
逆に、「モグラ」は、地中で生活することに特化していますので手が大きく地中を掘ることに特化したうえで、体毛はつやは無く脂でおおわれていません。
なぜなら、地中は別に水をはじく必要性が無い上、地中奥深くまでコロニーを形成した場合水害を考える必要性が無いためです。
なお両者は同じ「モグラ族」になるんですが、生活基盤を地中にするか、地上にするかという点で分岐した生物です。
なので、分岐で地上を選んだ方は前足が退化し代わりに体毛がつやでおおわれ脂でおおわれることで雨をはじくのですが、地中を選んだ側は、逆に体毛は脂でおおわれておらず前足が地中を掘ることに特化したわけです。