この記事では、「嫡子」と「庶子」の違いを分かりやすく説明していきます。
「嫡子」とは?
「嫡子」は正妻の子供であるという意味で、昔で言うと王位の継承権がある子供ですという意味です。
これに対して、第3者の女性が産んだ子供つまり王様の不倫なんかで、産んだ子供は、王位の継承権が大っぴらにはなく、おおっぴらに言えない立場にある子供を、「庶子」といいます。
なぜ、こうしたことをするかは、昔は、制裁の子供が暗殺されることがありまして、そうした場合、第3の女性の子供を王にすることがあり、「庶子」の存在は大きいのです。
「庶子」とは?
「庶子」は、権力者側が私的な理由で産ませたと言ってよい、子供のことです。
言い方が悪いんですが中世の歴史なんかでは、お世継ぎにおいては、だれでもよいというような考えもありまして、王の子であれば、不倫相手の子供でもよいという考えがあり、これはそんな子供のことを意味します。
と言いますのも、正妻の子は王になるため、暗殺をすれば、次の王は誰だとなり、次の王は、正妻ではない子が王だとなるので、不倫相手の子でも王になる権利があったのです。
「嫡子」と「庶子」の違い
両者の違いは、王様と奥さんの関係で考えるとわかりやすく、「嫡子」は王と正妻の間の子で「庶子」は王と、制裁ではない第3の女性との間の子です。
昔は、世継ぎという問題で、様々な第3の女性の存在があり、制裁の子供にもしもの時があった際、駆り出されるのが「庶子」になります。
「嫡子」の例文
・『嫡子は、民法上では、夫と正妻の間に生まれた子供である』
「庶子」の例文
・『庶子は、民法上、夫が制裁ではない第3の女性に産ませた私的な理由から生まれた子である』
まとめ
「嫡子」と「庶子」の関係性ですが、これは中世の時代に置き換えるとものすごく分かりやすいでしょう。
中世では、正妻の子供である人物は、実質王になれます。
ですが、注意しなければならないのは、正妻の子は、王になれる分暗殺されると今度は王になる権利が移行します。
本来の王の弟だったり、本来の王の浮気相手の子だったりが王になる権利が移行するため、「庶子」も実質王になれるわけです。