この記事では、「変装」と「仮装」の違いを分かりやすく説明していきます。
「変装」とは?
その人だとわからないようにするために、身なりや顔つきなど外から見た様子を変えることです。
何らかの目的や必要があって、顔の様子や服装などを変えることをいいます。
どっきりを仕掛けたいと考えていたとします。
少食のように見えるおばあちゃんが、実は若い女性で大食いだったというどっきりです。
若い女性だと気づかれてしまうとどっきりは成功しないので、若い女性だとわからないように、別人のおばあちゃんのような顔つきや服装にしました。
顔つきはメイクで変えることができます。
たとえば、顔にシワやシミを作ったり、髪を白髪にしたり、若い女性が着ないような服装をしたりしたとします。
こういったことをすることで、別人のように見えます。
このような、他の人に見せるために身なりや顔つきなどを変えることをこの言葉は意味しています。
そして、これは何らかの目的や必要性があって行われます。
この場合だと、どっきりを成功させるために行っています。
「変装」の使い方
まったく別の人に見せるために、身なりや顔つきなどを変えるという意味で使用をします。
目的や必要があって気がつかれないようにする場合をいいます。
「仮装」とは?
「仮装」の主な意味は3つあります。
1つめは、外から見た様子を仮にそのものにすることです。
特に余興やイベントなどで行われるものをいいます。
ハロウィンになると、魔女、アニメキャラクター、お姫様、動物などの姿をする人たちを街で見ることがあります。
この人たちは、仮に魔女などの姿をしています。
そして、ハロウィンはイベントの一つです。
イベントのようなもののために、外から見た様子を仮にそのものにすることをこの言葉は意味しています。
2つめの意味は、仮に必要な機器などをとりつけて別のものにすることです。
航空母艦に装備を取り付けて商船のように見せかけるといったことが、これにあてはまります。
3つめは、その出来事が本当であるかのように見せかけることです。
本当は売買の意志がないのに、売買をしたかのように見せかけるといったことが、これにあてはまります。
「仮装」の使い方
仮の姿をするという意味で使用されています。
特に余興やイベントで行うものをいいます。
「変装」と「仮装」の違い
別のものに見えるように、外から見た様子を変えるという意味が同じです。
「変装」は目的があって他の人にわからないようにするために行うもの、「仮装」は余興などで行うものをいいます。
「変装」の例文
・『変装がうまくいった』
・『若い男性に変装をする』
・『変装が見破られてしまった』
・『変装をして尾行をする』
「仮装」の例文
・『仮装大会を行った』
・『仮装のためのコスチュームを着る』
・『うまく仮装できた』
・『お姫様の仮装』
まとめ
他のもののような姿に見せるという意味が同じですが、どういった場面で行うものなのかに違いがあります。
