「是が非でも」と「是非」の違いとは?分かりやすく解釈

「是が非でも」と「是非」の違い生活・教育

自分の願望を伝えたいとき「是が非でも」と言いますか、それとも「是非」と言いますか。

この記事では、「是が非でも」「是非」の違いを分かりやすく説明していきます。

「是が非でも」とは?

善悪にかかわらず何としてでもという意味です。


「是非」とは?

良いことと悪いこと、可否、当否という意味になります。

また文末に~ください、~たいなど依頼や願望を表す語を伴い、あることの実現、実行を強く希望する気持ちを表します。


「是が非でも」と「是非」の違い

「是が非でも」「是非」の違いを、分かりやすく解説します。

「是が非でも」「是非」は両方とも願望を表す言葉ではありますが、それ以外の他の意味や要求の強さが違います。

「是が非でも」は絶対してほしいというとても強い願望で相手に対して言う場合は強制していることになります。

願いを言うときにだけ使い他の意味はありません。

「是非」も願望を表し強く願ってはいますが強制していたり絶対を表したりするほどの強い言葉ではありません。

他の意味もあり善悪を判断するときにも使います。

「是が非でも」の例文

「是が非でも」の例文を紹介していきます。

・『私は是が非でも試合に出場したいと思っています』
怪我してしまいしばらく安静にすることが善だったとしても関係なくどうにかして試合に出たいという強い気持ちを表しています。

「是非」に言い換えると、できれば試合に出させてもらえるように監督にお願いしているように聞こえます。

「是非」の例文

「是非」の例文を紹介していきます。

・『彼は是非も知らず砂を友達に投げていました』
是非も知らずとは何もわきまえず我を忘れて夢中になるという意味です。

願望ではない文章にも使います。

「是が非でも」に言い換えると文末は投げたいという願望になり、砂を投げることが悪い行いだとしても関係なく投げたいという意味になってしまいます。

まとめ

「是が非でも」「是非」は両方とも願望を表現する言葉ですが、他の意味での使い方や要求の強さが違います。

「是が非でも」「是非」はどのぐらい自分が強い思いを持っているか相手に伝えられます。

強制されて相手が気を悪くしないように上手く使い分けましょう。