この記事では、「芋焼酎」と「麦焼酎」の違いを分かりやすく説明していきます。
「芋焼酎」とは?
芋焼酎は、いもじょうちゅうという読み方をすべき言葉です。
漢字で表記されたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、植物の根や茎が肥大化しデンプンを中心とした養分を蓄えている物といった意味がある芋の漢字に、日本独自の蒸留酒といった意味がある焼酎の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ芋焼酎は、サツマイモを主な原料として醸造した焼酎を表すのです。
「芋焼酎」の言葉の使い方
芋焼酎は、サツマイモと米を原料として醸造されたお酒に対して使われる言葉となっています。
サツマイモの産地として知られる、鹿児島県の特産品として知られている焼酎の事であり、やや癖の強いお酒です。
「麦焼酎」とは?
麦焼酎は、むぎしょうちゅうという読み方をする言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を見れば一目瞭然な事ですが、五穀の一種であるむぎといった意味を持っている麦の文字に、日本独自の蒸留酒といった意味を有する焼酎の文字を加える事で、完成した言葉です。
以上の事から麦焼酎は、麦を主原料として醸造した焼酎を示します。
「麦焼酎」の言葉の使い方
麦焼酎は、名前が表す様に麦を主な原料として生み出された焼酎に対して用いられる言葉です。
現在は長崎県の壱岐島と大分県で主に生産されており、基本的には大麦のみで作られている焼酎に対して使用されています。
「芋焼酎」と「麦焼酎」の違い
芋焼酎と麦焼酎の文字表記を見比べれば直ぐに、芋と麦という漢字の違いがある事に気付く事が可能です。
ただしどちらも文字通り、焼酎の種類を表す言葉として使われている点がややこしい所だったりします。
もっとも芋焼酎は、さつまいもを主原料として醸造された焼酎を表すのです。
一方の麦焼酎は、麦を主原料にして醸造された焼酎を示します。
まとめ
2つの言葉には、芋と麦という漢字の違いが存在しているのです。
その上、その漢字の違いが、示す意味の違いにも結び付いています。
芋焼酎は、サツマイモを原料に醸造される焼酎で、鹿児島県の特産品として有名です。
対する麦焼酎は、主に大麦を主原料としている焼酎で、長崎県の壱岐島や大分県で作られています。