「熱発」と「発熱」の違いとは?分かりやすく解釈

「熱発」と「発熱」の違い生活・教育

この記事では、「熱発」「発熱」の違いを分かりやすく説明していきます。

「熱発」とは?

熱発とは、ねっぱつという読み方をする言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、あつい事や肌に感じるあつさという意味の熱の文字に、外に現れ出るや行動を起こす等の意味がある発の文字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の点から熱発は、病気等が原因で体温が通常よりも高くなる事を表すのです。


「熱発」の言葉の使い方

熱発とは、病気等の体調不良が原因で平常時の体温よりも高くなってしまう事に対して使う言葉となっています。

ただし日常生活では余り使われる言葉ではなく、医療従事者が発熱の意味で、この言葉を使用する事が多いです。

他にも競走馬が熱を出してしまいレースを回避する際にも、この熱発という言葉が使われたりします。


「発熱」とは?

発熱とは、はつねつという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、生ずるとか生じさせる、弾や矢を放つといった意味を持っている発の漢字に、病気等により平常時以上の体温やある対象に夢中になる等の意味を有する熱の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ発熱は、病気等により体温が正常時よりも高くなってしまう事を示すのです。

「発熱」の言葉の使い方

発熱は、病気が原因で体温が通常よりもかなり高くなってしまう事に対して、用いられる言葉となっています。

例えば風邪を引いた人が体温計で熱をはかった際に、普段よりも体温が上昇している事があるのです。

この様な状態の時に、風邪で発熱した、といった風にこの言葉を駆使して表現したりします。

更に発熱は、シンプルに熱が発生する、という意味にも使用可能です。

具体的には機械を動作させた際に、その機械が熱を持ち熱くなってしまった時に、この発熱という言葉を用います。

「熱発」と「発熱」の違い

熱発と発熱の文字表記を見ると、どちらも漢字2文字で同じ文字が使用されている事に気付く事が可能です。

ただし同じ漢字であるものの、使用している順番は真逆であるという違いがあります。

とはいえどちらも、体調不良により通常時よりも体温が上昇するという同じ意味を持っているのです。

所が熱発は、主に医療従事者が使用する言葉であり、日常的に使う事は余りありません。

体調不良で熱が出てしまった際には、一般的に発熱という言葉を用いる事が多いです。

加えて発熱は、シンプルに熱が発生するという意味にも使われています。

まとめ

2つの言葉は共に、熱と発という同じ漢字が使用されており、病気等で体温が上昇する、という同じ意味を持つ言葉同士です。

ですが用いられる漢字の順番が、真逆という相違点も存在しています。

その上、熱発という言葉は医療従事者が使うものの、それ以外の一般人には余り使用されない言葉です。

体調不良で熱を出す事を示す際には、基本的に発熱の方を用いるのが基本となっています。