「安楽死」と「尊厳死」の違いとは?分かりやすく解釈

「安楽死」と「尊厳死」の違い専門用語・業界用語

世界で議論が起こっているテーマ「安楽死」「尊厳死」ですが、どんな違いがあるのでしょうか?

この記事では、「安楽死」「尊厳死」の違いを分かりやすく説明していきます。

「安楽死(あんらくし)」とは?

「安楽死」とは、「人や動物に対して、苦痛を伴わせずに死へ至らせること」を意味する言葉であり、通常は終末期患者へ施す医療処置としてこの表現が用いられています。

「安楽死」には「積極的安楽死」「消極的安楽死」の2種類があります。

「積極的安楽死」とは、治療に耐えがたいような痛みや苦しみを伴っている患者や助かる見込みがない末期患者に対し、医師が致死性の薬物を投与、もしくは患者自身が服用することを指しています。

「消極的安楽死」とは、本人の自由意志の下、延命のためのあらゆる治療を拒否、もしくは中断し、病状を自然の状態へと戻すことを指しています。


「尊厳死(そんげんし)」とは?

「尊厳死」とは、「延命治療を行わずに、自然に任せて死へと至ること」を意味する言葉です。

あくまで、延命治療を行わないということであり、最期の時まで何もしないというわけではなく、患者の身体的・精神的苦痛の緩和や患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の維持、及び向上を目的とした「ターミナルケア」(=終末期医療)が施されます。

「安楽死」の言い換えとして「尊厳死」が用いられることもありますが、「積極的安楽死」「消極的安楽死」の両方を含む場合と、本人が予め「安楽死」を希望していた場合に限定する場合があり、明確な定義はされていません。


「安楽死」と「尊厳死」の違い

「安楽死」「尊厳死」の違いを、分かりやすく解説します。

「安楽死」とは、「人や動物に対して、苦痛を伴わせずに死へ至らせること」を意味する言葉です。

「尊厳死」とは、「延命治療を行わずに、自然に任せて死へと至ること」を意味する言葉です。

「安楽死」「尊厳死」は互いに言い換えられることもありますが、表現が限定される場合があったりと、定義は明確には定められていません。

まとめ

「尊厳死」「安楽死」の2語は「本人の自由意思を尊重した死」を意味する言葉として類義語として扱われるケースもあるようですが、どちらの定義も曖昧な部分が多いようです。