この記事では、「薬膳」【やくぜん】と「漢方」【かんぽう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「薬膳」とは?
冷え性やアレルギーといった体調不良のとき食べれば、不快な症状を改善するのが「薬膳」【やくぜん】といいます。
白米に薬草を入れて煮て食べる調理方法が一般的であり、食材によって味付けを変えるわけです。
「薬膳」の味付けには、塩や肉の旨み成分で味付けするため、食べやすく、旨みを楽しめるところも女性に支持されます。
東洋医学からきている食べ物であるため、食べれば人間が持つ自然治癒力を高めて元気を回復させる、病気を予防するといった効果が得られる場合もある食べ物です。
「漢方」とは?
生薬である動物や植物といった食材を使って混ぜ合わせ、乾燥させたものを「漢方」【かんぽう】といいます。
ときに鉱物を混ぜて不調を抱える人の不快な症状を改善するため体内に入れるのです。
ほとんどの「漢方」は生薬を乾燥させて保存ができるように作られているため、多くはお湯で戻して飲む方法が一般的になります。
「漢方」を取り入れれば自然治癒力を高めて病気にかかりにくく、不快な症状を自らの体力で改善するといった効果を発揮するのです。
「薬膳」と「漢方」の違い
「薬膳」と「漢方」の違いを、分かりやすく解説します。
食材が持つ栄養を体内にたっぷり取り入れられるのが「薬膳」であり、自分の中にある自然治癒力によって不快な症状を改善します。
自分の症状に合う食材を選び、食べやすく肉と共に煮て食べたり、舌に合う薬草を組み合わせて雑炊のようにするだけです。
季節に見合う食材を取り入れたり、本当に自分の体質に合うものを吸収しやすく調理します。
もう一方の「漢方」は植物や動物、鉱物といったものをその人の症状を改善させるためいくつか混ぜ合わせて調合し、体内に入れるのです。
人間の自然治癒力に働きかけて、病気のつらい症状を緩和します。
まとめ
どちらも自らが持つ自然治癒力によって不快な症状を改善するため口に入れるものですが、口にする食材や調理方法に違いがあると覚えておくといいでしょう。