「スワッグ」と「ドライフラワー」の違いとは?分かりやすく解釈

「スワッグ」と「ドライフラワー」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「スワッグ」「ドライフラワー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「スワッグ」とは?

「スワッグ」は、壁掛け用の花のことで、花自体は、生花だったり「ドライフラワー」という乾燥した花であったりと様々で人間が自宅の壁に対して花を設置することで室内の色どりを花で行おうという考えがあるのが「スワッグ」という文化になります。


「ドライフラワー」とは?

「ドライフラワー」は、花を通常よりも長持ちさせる、もっと花の美しさを楽しみたいという問題を解決した花の保存方法の一つです。

「ドライフラワー」とは、花の水分を抜き取ることで乾燥状態に移行し、かつ花自体は乾燥状態でも形を維持している点が重要です。

なお、「ドライフラワー」には向き不向きがあり、不向きな植物を乾燥した場合、枯れてしまって変色しぼろぼろになるので、どのような植物でも「ドライフラワー」にすることはできません。


「スワッグ」と「ドライフラワー」の違い

両者の違いは、壁掛け用のアレンジフラワーであるか、観賞用の長期保存を目的にした花であるかです。

「スワッグ」が壁掛け用のアレンジフラワーで生花だったり、「ドライフラワー」を壁にかけて飾り、「ドライフラワー」は、花を乾燥させ長期間形を維持して花であり続けるようにすることでこちらは、瓶に立てたり壁に掛けたりする乾燥された花です。

「スワッグ」の例文

・『室内の壁にドライフラワーでスワッグを形作る』

「ドライフラワー」の例文

・『バラをドライフラワーにする』

まとめ

「スワッグ」については、ヨーロッパの風習で元々は、壁を花で彩るというクリスマスの文化をあえて日常でもやろうと進化した文化のことです。

ヨーロッパでは、昔の「スワッグ」は、お祝い事の際に室内の壁に花を装飾するというものだったんですが、「ドライフラワー」の技術ができるといつでも花を着飾り彩を浴することができるようになったがゆえ、今現在では、室内を彩る方法のことを意味するようになりました。

一方、「ドライフラワー」は花の保存法で、乾燥させることで花の色と形を維持したまま腐らないようにしたものになります。

ただ、どのような花でも「ドライフラワー」にできるわけではないので、乾燥してバラバラになる物もあったり、乾燥する過程で色が変化するものもあり、どのような植物でも「ドライフラワー」にすることはできません。

なので、花を長持ちさせる技術が登場しなければ、生花という生きたままの花を壁に装飾するという方法も実は生まれなかった可能性があり、花をいかに飾るかというのは技術の進化とともに進化したと言えます。

特に、花を根っこから切り取り、生花とする方法は、茎から栄養を吸収する花に対して栄養をうまく供給することで生花状態でも根っこが無くとも栄養が吸収できるようになったわけですから、生花で花を維持する技術の進化も「スワッグ」の文化に貢献しているのです。