この記事では、「しし鍋」と「ぼたん鍋」の違いについて紹介します。
しし鍋とは?
しし鍋とは、イノシシの肉を使った鍋料理のことをいいます。
イノシシは日本各地の山に生息しており、その肉は昔から食べられていた食材です。
縄文時代や弥生時代には、貴重な栄養源とされていました。
しかし、仏教が伝来したことであまり食べられなくなります。
仏教では肉食が禁じられていたからです。
しかし、庶民の間ではその後もイノシシの肉を食べる人は多くいました。
現在、しし鍋は専門店などで提供されています。
イノシシの肉を薄切りにし、根菜類や豆腐、麩などの具材と一緒に煮込むのが一般的です。
味噌ベースのしし鍋もあれば醤油ベースのしし鍋もありますが、豚肉などと比較するとクセがあるので濃い目の味付けにすることが多いです。
ぼたん鍋とは?
ぼたん鍋とはイノシシの肉を使った鍋料理のことで、しし鍋と同じものを指しています。
なぜ「ぼたん」という名前が付いているのかというと、イノシシの肉を牡丹の花のように盛り付けることが由来とされます。
ぼたん鍋は兵庫県の丹波篠山地方では郷土料理にも認定されており、観光地の名物料理として売り出そうという動きもあります。
イノシシの肉は豚肉や鶏肉ほど一般的に流通しているわけではありませんが、ジビエブームなどもあり人気は高まっています。
豚肉に似た味わいですが、味は濃厚でクセも若干あります。
イノシシの肉にはタンパク質が豊富に含まれていて、低カロリーで非常にヘルシーです。
ビタミン類や鉄分なども豊富に含まれているので、ダイエットや美容に良いとして注目されています。
しし鍋とぼたん鍋の違い
しし鍋とぼたん鍋は、どちらもイノシシの肉を使った鍋料理のことをいいます。
全く同じものなので、違いはありません。
イノシシの肉を牡丹の花のように盛り付けることからぼたん鍋という名前が付きました。
まとめ
しし鍋とぼたん鍋は同じものなので、違いはありません。