この記事では、「ジーンズ」と「チノパン」の違いについて紹介します。
ジーンズとは?
ジーンズとは、デニム生地で作られているズボンのことをいいます。
英語の「jeans」をそのまま日本語にしたものです。
日本ではジーパンと呼ぶこともありますが、ジーパンは和製英語なので海外では通用しません。
ジーンズは、1870年代にアメリカで誕生しました。
元々は、鉱夫の作業服として用いられていたものです。
当時、アメリカはゴールドラッシュに沸いていて、鉱山で働く人が多くいました。
そういった人々の悩みの種がズボンが擦り切れてしまうことで、擦り切れない丈夫な生地を使ったズボンのジーンズが生まれます。
その後、ジーンズはジェームス・ディーンが映画で身に付けたことで若者の間で人気となり、カジュアルファッションの代表的な存在となっています。
チノパンとは?
チノパンとはチノ・パンツ(Chino pants)の略語で、チノ・クロスという生地でできたズボンのことをいいます。
チノ・クロスは、厚手でコットンやポリエステルなどの素材で綾織りで織られた生地です。
ヨーロッパでは軍隊の制服に使われたこともあります。
チノパンにカーキやベージュ、ブラウンといった色が多いのは、イギリスの陸軍で採用されていたズボンが元になっているからです。
チノ・クロスは、作業着に使われることもあります。
1970年代にアメリカで人気となり、現在は日本でもカジュアルファッションの定番となっています。
ジーンズとチノパンの違い
ジーンズとチノパンの違いは、使われている生地にあります。
デニム生地を使っているのがジーンズで、チノ・クロスを使っているのがチノパンです。
どちらも作業着に使われることもある生地でカジュアルな印象がありますが、ジーンズの方がよりカジュアルな印象が強いです。
まとめ
デニム生地が使われているズボンがジーンズで、チノ・クロスが使われているズボンがチノパンです。