この記事では、「猛打賞」と「サイクルヒット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「猛打賞」とは?
セ・リーグとパ・リーグのプロ野球において一人の打者が一試合で3本以上のヒットを打ったときにスポンサーから贈呈される賞のことで、打点などは関係なく、シングルヒット3本でもツーベースやスリーベース、ホームランが混ざっていても猛打賞となり、試合が9回を過ぎて続いて普段より打席に立つ回数が増えたとしてもとしても猛打賞は贈呈されます。
得点に関係なくても進呈されるため猛打賞が多くでたチームのほうが勝ちやすいのは事実ですがかならず勝つという指標にまではなっていません。
景品は試合のスポンサーごとに異なっており、その試合ごとに発表されます。
また、球場ごとに景品が異なります。
「サイクルヒット」とは?
野球の試合において一人の選手が一試合でヒット、二塁打、三塁打、本塁打を放つことで、サイクルヒットは狙って打てるものではないユニークさもあり讃えられるものとなっていますが、景品が出るシステムはありません。
プロ野球においてはシステム的に猛打賞と同時受賞が可能です。
なお、三塁打まではタイムリーなどであってもサイクルヒットになり、本塁打に関してもソロホームランから満塁ホームランまで区別なくサイクルヒットの対象になります。
サイクルヒットは数自体が少なく、達成者が記録されるレベルで、年3人でも多い部類と言えます。
サイクルヒットは順番は関係なく、本塁打、二塁打、ヒット、三塁打などの順番でもサイクルヒットとなりますが、ヒット、二塁打、三塁打、本塁打の順番で達成したものはナチュラルサイクルヒットと呼ばれ、さらに達成が難しいものとなっていて、2003年のダイエーホークスの村松有人以来、ナチュラルサイクルヒット達成者は2022年時点では現れていません。
「猛打賞」と「サイクルヒット」の違い
「猛打賞」と「サイクルヒット」の違いを、分かりやすく解説します。
猛打賞とサイクルヒットは猛打賞が日本のプロ野球の興行においてヒット3本を一試合で打った選手に贈呈されるもの、サイクルヒットは賞ではなく、あらゆる野球の試合において一人の打者がヒット、二塁打、三塁打、本塁打を打つという事になっています。
プロ野球でサイクルヒットを達成すると自動的に猛打賞も進呈されます。
猛打賞はヒット以上であればカウントされ、3本本塁打でも猛打賞となります。
サイクルヒットは順番は基本的にはといませんが、ヒット、二塁打、三塁打、本塁打となった場合はナチュラルサイクルヒットと呼ばれ、さらに貴重なものとなります。
まとめ
猛打賞はプロ野球に用意された賞で、メジャーリーグや高校野球には存在しませんが、言葉としてヒット3本打ったことを指すことはありえます。
サイクルヒットはプロ野球でも数自体が少なく、達成した選手が記録できる程になっていて、今後どんどん増えるという性質のものでもありません。