「ウーファー」と「サブウーファー」の違いとは?分かりやすく解釈

「ウーファー」と「サブウーファー」の違い専門用語・業界用語

スピーカーユニットの「ウーファー」「サブウーファー」はどのように違うのでしょうか。

今回は、「ウーファー」「サブウーファー」の違いを解説します。

「ウーファー」とは?

「ウーファー」とは、「スピーカーユニットのうち低音域を再生するスピーカー」のことです。


「ウーファー」の使い方

音を再生するスピーカーは音の高さや強弱に合わせて複数を組み合わせることでより高音質な音楽再生が実現します。

複数を組み合わせて使用するスピーカーをスピーカーユニットといいますが、スピーカーユニットの組み合わせの中で低音域を再生するために使うスピーカーが「ウーファー」です。

振動の大きな低音域の再生に特化しているので口径が大きく、安定性を重視した形状をしているのが特徴です。

領域に特化しているため音に厚みを増す効果が期待できますが、体に響く強い音を発することから全体のバランスを考えて組み込まないと低音域ばかりが目立つバランスの悪いスピーカーユニットに仕上がってしまいます。


「サブウーファー」とは?

「サブウーファー」とは、「スピーカーユニットのうち超低音域を再生するスピーカー」のことです。

「サブウーファー」の使い方

スピーカーによって再生される音域のうち100 Hz 以下の音域が超低音域にあたります。

通常のスピーカーでは再生可能音域に限りがあるため超低音域まで綺麗に再生できません。

超低音域専用の「サブウーファー」をスピーカーユニットに組み込むことで体に響くような低い音域まで綺麗に再生できる環境が整います。

「サブウーファー」「サブ」は英語で「それ以下の」を意味する「sub」に由来するもので「予備」「控え」の意味ではありません。

ステレオ音源でも低音域では左右の区別が難しいことからほとんどのスピーカーユニットで「サブウーファー」は1台のみとなっています。

大きく響く関係から大型であるのが好ましいこともあり「サブウーファー」を2台組み込むスピーカーユニットはかなり特殊な構成に限られます。

「ウーファー」と「サブウーファー」の違い

低音域の再生を担当するのが「ウーファー」、低音域よりもさらに低い超低音域の再生を担当するのが「サブウーファー」という違いで区別されます。

担当する音域が異なるので「ウーファー」「サブウーファー」の代わりになることはなく、逆も成立しません。

「ウーファー」の例文

・『ウーファーから低音が響いてくる』
・『新しいウーファーは腹に響くような振動が特徴だ』

「サブウーファー」の例文

・『サブウーファーのおかげで音に厚みが増した』
・『サブウーファーなしでも十分に良い音である』

まとめ

「ウーファー」「サブウーファー」はそれぞれ役割が異なる別のスピーカーです。

より良い音を求めるなら全体のバランスを考えてユニットに組み入れましょう。