「インパクトレンチ」と「インパクトドライバー」の違いとは?分かりやすく解釈

「インパクトレンチ」と「インパクトドライバー」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「インパクトレンチ」「インパクトドライバー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「インパクトレンチ」とは?

「インパクトレンチ」とは打撃力による衝撃によって軸を動かしボルトを締めたり緩めたりする工具です。

本体のトリガーを引くとアタッチメントパーツとして取り付けられるソケットレンチ部分が回転し、打撃力を活かした強い回転力でボルトを締め付けたり緩めたりします。

回転力がとても強いのでトラックやバスのような大型車に使われる強固なボルトにも使えますが、強力すぎるので小さなネジには使えません。


「インパクトドライバー」とは?

「インパクトドライバー」とは打撃力によって回転力を生み出す電動ドライバーです。

プラスネジやマイナスネジを締めたり緩めたりするために使われる工具ですが、回転力が強いので専用のアタッチメントを使えばドリルとしても使えます。

ただし回転力が強いと言えど「インパクトレンチ」よりは弱いためボルトやナットのような大型ネジには適しません。


「インパクトレンチ」と「インパクトドライバー」の違い

「インパクトレンチ」「インパクトドライバー」の違いを、分かりやすく解説します。

ボルトやナットを締めたり緩めるのに使われるのが「インパクトレンチ」で、プラスネジやマイナスネジに使われるのが「インパクトドライバー」です。

「インパクトレンチ」はボルトやナットの締緩にしか使われませんが、「インパクトドライバー」はネジの締緩以外にもドリルによる穴あけや研磨にも使われます。

まとめ

どちらも動力や強い回転力を生み出す仕組みは同じであり、工具としての違いは手動のものと同じくレンチとドライバーの違いが基本です。

しかし「インパクトレンチ」と比べて「インパクトドライバー」はアタッチメントを付け替えることでドライバー以外の用途にも使えるというのは、「インパクトレンチ」にない大きな特徴と言えるでしょう。