この記事では、「イヤイヤ期」と「第一次反抗期」の違いについて紹介します。
イヤイヤ期とは?
イヤイヤ期とは、2歳頃から始まる子どもの自己主張が強くなる時期のことをいいます。
何でも「イヤ!」と自己主張するため自然にイヤイヤ期と呼ばれるようになりました。
例えば「ご飯を食べなさい」といっても嫌いなものだったりすると「イヤ!」と拒否することもありますし、公園で遊んでいて「そろそろ帰ろう」と促しても「イヤ!」と言ったりします。
また、何でも自分でしたがるのもこの時期です。
自分で着替えたいといってやってみたものの上手くいかずに泣きさけんだり、おもちゃを買って欲しいと駄々をこねたりすることもあります。
イヤイヤ期は個人差があり、半年くらいで終わる時もあれば4歳頃まで続く子どももいます。
第一次反抗期とは?
第一次反抗期とは、幼児期に訪れる反抗期のことをいいます。
反抗期は精神が発達する過程で訪れるもので、反抗的な態度や行動を取ることが多い時期のことをいいます。
人には2回反抗期があるとされ、幼児期に訪れるものを第一次反抗期、思春期に訪れるものを第二次反抗期と呼んでいます。
第一次反抗期は子どもの自我が芽生え、何でも自分でやりたいという気持ちを示す行動をとります。
子ども自身が、甘えても許されると判断した大人に対して反抗するのです。
3歳ぐらいになると感情を抑制する能力が発達するので、自然に第一次反抗期は終わります。
イヤイヤ期と第一次反抗期の違い
イヤイヤ期と第一次反抗期は同じものです。
第一次反抗期に入り、「イヤイヤ」と主張することが多いことからイヤイヤ期と呼ばれるようになりました。
ただし、イヤイヤ期の後に第一次反抗期が訪れるという考え方もあります。
子どもによってイヤイヤ期の時期や行動には個人差があるので、明確に区別するのは難しいといえます。
まとめ
イヤイヤ期と第一次反抗期は同じものですが、イヤイヤ期の後に第一次反抗期が訪れるという考え方もあります。