この記事では、「邪道」と「外道」の違いを分かりやすく説明していきます。
「邪道」とは?
「邪道」とは本来の方法とは異なるやり方を指す言葉です。
本来の正式なやり方を指す言葉として正道があり、正の反対の意味を持つ字として邪が使われ「邪道」という形になります。
そのため意味も正しいやり方という意味の正道と真逆で正しくないやり方という意味です。
ただし正しくないやり方と言っても間違っていて失敗するやり方というわけではなく、正攻法ではないけれど一応は成功して形にはなるやり方が「邪道」になります。
「外道」とは?
「外道」とは人の道を外れることやそういった人を指す言葉です。
元々は仏教用語で異教徒や仏の教えに背くことを指していましたが、現在は仏教とは関係なく人としての道理に背く人が「外道」と呼ばれます。
現代で一般的に道徳観やモラルなどが欠如している人が「外道」と呼ばれるでしょう。
人に迷惑をかけない被害を与えないことが人道的に正しいことなので、それから外れて「外道」と呼ばれる人は基本的に人に迷惑をかけたり人に害があるケースがほとんどです。
「邪道」と「外道」の違い
「邪道」と「外道」の違いを、分かりやすく解説します。
正攻法ではない方法を選んで事を成すことが「邪道」で、人の道を外れることが「外道」です。
「邪道」は正攻法ではないだけで誰にも迷惑を掛けず不快感を与えないこともありますが、「外道」は基本的に誰かが迷惑や不快に思ったり直接的な被害にあいます。
また「邪道」は手段や行動について言及する言葉ですが、「外道」は行動だけでなくそういった行動を取る人自体も指す言葉です。
まとめ
「邪道」と「外道」は似ているようでぜんぜん違う言葉と言っていいでしょう。
「邪道」はたしかに正しいことではないので嫌な顔をされたり咎められることもありますが、正攻法でなくても許されることもあります。
ですが「外道」はほぼ確実に悪いことなので基本的にどんな場面でも許されません。