「腰巾着」と「金魚のフン」の違いとは?分かりやすく解釈

「腰巾着」と「金魚のフン」の違い生活・教育

誰かに付き添って媚びる人を示す言葉には「腰巾着」「金魚のフン」が有名です。

この記事では、「腰巾着」「金魚のフン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「腰巾着」とは?

「腰巾着」とは腰に付ける巾着袋であり、これは江戸時代に女性が付けるものとして流行しました。

「腰巾着」は腰にピッタリと付いて色々な道具を入れるものとして使われてきましたが、これを人間関係に例えた意味も有名です。

人間関係を表す「腰巾着」は特定の人物に離れず付き添う人を示す言葉であり、権力者の子分などを揶揄する時に使います。


「金魚のフン」とは?

「金魚のフン」とは特定の人物に大して人が大勢集まる様子を示す言葉であり、こちらも揶揄の意味を含むのが特徴です。

元となった「金魚のフン」は長く連なり離れない特徴を持っており、これを人間関係の例に対して使うことも可能です。

元となった言葉のイメージからこの意味で使う場合には揶揄の意味が発生します。

「金魚のフン」は複数に分かれることも多く、権力者や有名人に人が多く群がる時に使います。

また「金魚のフン」は単純に群がるだけではなく、その人物に対して媚びたりご機嫌を取るという特徴が存在します。


「腰巾着」と「金魚のフン」の違い

「腰巾着」「金魚のフン」はどちらも特定の人物に大して付き添ったり媚びる人を示す言葉です。

「腰巾着」は基本的に1人の人間の性格を示す言葉ですが、「金魚のフン」は特定の人に大勢が集まる時に使います。

どちらの言葉も基本的には揶揄する意味で使われることが多く、類義語としては「ゴマすり野郎」「太鼓持ち」「コバンザメ」が有名です。

まとめ

「腰巾着」「金魚のフン」は権力者や有名人などに付き添ったり群がる人を示す意味があります。

どちらの言葉も該当する人物のことを揶揄したり見下す時に使う言葉であり、良い意味では使われません。

このような性格のキャラや登場人物はドラマやフィクションでもよく用いられます。