この記事では、「差し出す」と「差し伸べる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「差し出す」とは?
「差し出す」には5つの意味があります。
1つめは伸ばして前の方に移動するです。
胸のあたりにある手を前の方に動かすことなどをいいます。
2つめは人に与えるために用意をするです。
これを食べてくださいと、食べて欲しい人の前に出すことなどをいいます。
3つめは資料などをある場所に出すことです。
提出するといった意味になります。
4つめは人をある場所に差し向けるです。
やるべき事柄をもって赴かせることをいいます。
5つめは送り出すです。
物を先方に届くようにすることなどをいいます。
「差し出す」の使い方
この言葉は、何かを外に表したり、何かを前の方に移動させたりすることに使用をします。
たとえば、今目の前にお腹を空かせている人がいたとします。
この人に何かを食べさせたいと思い、食べものを目の前に出してあげました。
ある人の前に食べものを移動させています。
このような、何かを移動させること、外に表すことに対して使用をします。
「差し伸べる」とは?
「差し伸べる」には2つの意味があります。
ひとつは、ある方向にむけて長さを増やしたり、広くしたりして出すことです。
釣りをする際に竿を海の方に伸ばす行為がこれにあたります。
もう一つは、力を貸すです。
困っている人がいたので手を貸すなどがこれにあたります。
「差し伸べる」の使い方
物をある方向にむけて伸ばすことや、力を貸すことについて使用をします。
空間的に長くすること、手を出すことなどをいいます。
「差し出す」と「差し伸べる」の違い
前者は、外に表す、外の方向に向かって移動させることをいいます。
後者は力を貸すこと、伸ばすことです。
「出す」「伸べる」という点に違いがあります。
「差し出す」の例文
・『資料を差し出す』
「差し伸べる」の例文
・『手を差し伸べる』
まとめ
「差し」という言葉を使っている点が似ていますが、それぞれ意味は異なります。