この記事では、「隙間」と「間隙」と「合間」の違いを分かりやすく説明していきます。
「隙間」とは?
「隙間」は「すきま」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「物と物の間にできた空間」という意味で、2つの物が完全にくっついていない時にできる、間に少し空いている部分のことです。
2つ目は「比喩的に、普段気づきにくい部分」という意味で、ビジネスや法律などの盲点となるところです。
3つ目は「手の空いている時間」という意味で、やるべきことの間にできた暇な時間帯のことです。
4つ目は「わずかな心のゆるみ」という意味で、ちょっと油断した状態のことです。
上記に共通するのは「わずかに空いている部分」という意味です。
「隙間」の使い方
「隙間」は名詞として「隙間がある・ない」「隙間があく」「隙間が広い」「隙間産業」などと使われます。
基本的に、物と物との間に出来るわずかに空いている部分や、普段気づかない様な部分に使われる言葉です。
「隙間」の例文
・『窓の隙間から風が入り込む』
「間隙」とは?
「間隙」は「まぎわ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとが正に行われる直前」という意味で、あることが起きようするその瞬間のことです。
2つ目は「ある境目に接するギリギリ前の部分」という意味で、2つの物が分かれる直前の部分のことです。
上記に共通するのは「ギリギリの部分」という意味です。
「間隙」の使い方
「間隙」は名詞・形容動詞として「間際だ・である」「出発間際」「間際に気づく」などと使われます。
基本的に、あるものごとが行われようとする正にその瞬間や、ある境目とのギリギリの部分に使われる言葉です。
「間隙」の例文
・『出かける間際に親から電話が来る』
「合間」とは?
「合間」は「あいま」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「物と物との間」という意味で、続いている物と物との間の部分です。
2つ目は「連続しているものごとが途切れた時間」という意味で、一連のものごとが一時的に切れて、次が始まるまでの時間のことです。
上記に共通するのは「続いている物の間」という意味です。
「合間」の使い方
「合間」は名詞として「合間がある・ない」「合間を見る」「合間を縫う」「雲の合間」などと使われます。
基本的に、つながっている物と物との間や、連続しているものごとが途切れて、次が始まるまでの時間に使われ言葉です。
「合間」の例文
・『育児の合間に資格取得の勉強をする』
「隙間」と「間隙」と「合間」の違い
「隙間」は「物と物との間に出来るわずかに空いている部分」「普段気づかない様な部分」という意味です。
「間隙」は「あるものごとが行われようとする正にその瞬間」「ある境目とのギリギリの部分」という意味です。
「合間」は「つながっている物と物との間」「連続しているものごとが途切れて、次が始まるまでの時間」という意味です。
まとめ
今回は「隙間」と「間隙」と「合間」について紹介しました。
「隙間」は「わずかに空いている部分」、「間隙」は「ギリギリの部分」、「合間」は「途切れた部分」と覚えておきましょう。