この記事では、「什器」と「家具」の違いを分かりやすく説明していきます。
「什器」とは?
大元には家具という意味合いのある言葉ではあるのですが、一般的には店舗での陳列台、展示台、棚、マネキン、病院の受付の台や待合室の椅子など、医療器具以外のものを指す言葉となっています。
オフィスで使われるものも什器と呼ばれ、机、椅子、キャビネットなどが什器の代表例と言えます。
パソコンやコピー機は什器には含まれません。
家具との違いは金属性が多い、グレーで塗装されていることが多いということが挙げられますが、家具用に販売されているものを店内で使った場合什器と呼んで差し支えないでしょう。
什器はレンタルが用意されているところも特徴的です。
店舗用の什器とオフィス用什器は必ずしも共通しているわけではなく、店舗用はよりたくさんのものを吊り下げて収納できるという目的のものも存在しています。
「家具」とは?
タンス、クローゼット、テープルや椅子など、家の設備を指す言葉で、電気的な機構で動くというものは基本的に含まれませんが、タンス内の空調があるものは家具と言えます。
こたつに関しては家具としての見方が強くなっています。
テレビに関しては初期のものは家具としての立ち位置にあり、木目調のデザインが多用されていましたが、80年代辺りから家電としての立ち位置が明確になっています。
高級オーディオなども近い立ち位置にありました。
家具の種類に関してはほぼ出尽くしており、新たなデザインのものが登場したり、機能向上はあっても、全く新しいジャンルはそう登場しないものと考えられます。
「什器」と「家具」の違い
「什器」と「家具」の違いを、分かりやすく解説します。
「什器」は店舗や病院、オフィスなどで使われる棚やキャビネット、机や椅子、マネキンや吊り下げ棚など展示用器具などを指す言葉で「家具」は一般住居の中で使うためのタンスやクローゼット、テーブルや椅子などを指します。
厳密な定義ではありませんが什器はグレー系の色で金属製のものが収納・展示を目的としたものでは多くなっています。
家具は木目などをデザインに取り入れていますが、オフィス用品を家具として使うケースはかなり稀といえるでしょう。
家で使う低いテーブルは家具としての位置はありますが、居酒屋などで使うと什器としてみなされます。
ストーブはオフィスや店舗では備品、住居では暖房器具となるため什器や家具には含まれません。
テレビなどは住居では家電、オフィスでは備品ととらえることが出来るでしょう。
まとめ
「什器」と「家具」は本棚など目的の近いものはありますが、什器はオフィス用品としてのカテゴリーで販売され、家具は家具のカテゴリーで販売されます。
什器はグレー、金属色などが机やキャビネットなど収納の用途を持ったものでは大半となっているところも一定の見分け方とはいえます。
家具調こたつという言葉はありますが什器調こたつという言葉はありません。