「研究」と「発明」と「開発」の違いとは?分かりやすく解釈

「研究」と「発明」と「開発」の違い生活・教育

この記事では、「研究」「発明」「開発」の違いを分かりやすく説明していきます。

「研究」とは?

「研究」「けんきゅう」と読みます。

意味は「ある特定のものごとについて、詳しく調べたり、深く考えたりして、事実や成り立ちなどを明らかにすること」という意味で、あるものごとについて、調査・観察・実験を行った上で知識を元に考察して解明することです。

「研」「とぐ」とも読み「ものごとの本質をきわめる」という意味、「究」「きわめる」と読み、「真理や本質をつかむため、これ以上行けないところまで推し進める」という意味、「研究」「真理や本質をつかむ為に、これ以上いけないところまできわめること」になります。


「研究」の使い方

「研究」は名詞として「研究する・した」「研究を重ねる」「研究室」「研究者」などと使われます。

基本的に、ある特定のものごとについて、詳しく調べたり考察したりして、事実や成り立ちをきわめることに使われる言葉です。


「研究」の例文

・『ウィルスの性質について研究する』

「発明」とは?

「発明」「はつめい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「今までなかったもの新しく考え出すこと」という意味で、科学や文化の発展につながる新しい機会や物、技術ややり方などを考案することです。

2つ目は「ものごとの道理や意味をはっきり悟ること」という意味で、ものごとの本質を考えて明らかにすることです。

上記に共通するのは「考え出す」という意味です。

「発明」の使い方

「発明」は名詞として「発明する・した」「発明家」「発明王」などと使われます。

基本的に、今までどこにもなかったものを新たに考え出すことに使われる言葉です。

「発明」の例文

・『エジソンは発明の父と呼ばれている』

「開発」とは?

「開発」「かいはつ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「土地や天然資源を活用して、その地域の産業や交通手段を発達させること」という意味で、何もない土地の資源を生かして施設や住宅などを作り、盛んにすることです。

2つ目は「新しい技術や製品を考案して実用化すること」という意味で、新しいものを考え出して発表することです。

3つ目は「人の能力を引き出すこと」という意味で、人の本来持っている力をフルに活用できる様にすることです。

上記に共通するのは「盛んにする」という意味です。

「開発」の使い方

「開発」は名詞として「開発する・した」「開発が進む」「開発事業」「農地開発」などと使われます。

基本的に、その土地や天然資源を活用して地域を発達させることや、全く新しい技術や製品を考え出して実用化することに使われる言葉です。

「開発」の例文

・『この一帯はリゾート地として開発が進められている』

「研究」と「発明」と「開発」の違い

「研究」「ある特定のものごとについて、詳しく調べたり考察したりして、事実や成り立ちをきわめること」という意味です。

「発明」「今までどこにもなかったものを新たに考え出すこと」という意味です。

「開発」「その土地や天然資源を活用して地域を発達させること」「全く新しい技術や製品を考え出して実用化すること」という意味です。

まとめ

今回は「研究」「発明」「開発」について紹介しました。

「研究」「詳しく調べたり考察して明らかにする」「発明」「新しいものを考案する」「開発」「新しいものを発展させたり実用化する」と覚えておきましょう。