当記事では、「砂上の楼閣」と「机上の空論」の違いを分かりやすく解説致します。
「砂上の楼閣」とは?
砂上の楼閣は、さじょうのろうかくという読み方をすべき言葉です。
更にこの砂上の楼閣は、見た目は立派だけど、基礎がしっかりしていないが故に長くは維持出来ない事を表すのです。
「砂上の楼閣」の言葉の使い方
砂上の楼閣は、見てくれは立派なだけで長続きはしない物事の例えとして使う言葉となっています。
文字通り砂の上に立派な建物を建てても、直ぐに崩れてしまうという意味を表現するのです。
他にも、そもそも砂の上に楼閣を建設するのは不可能という意味合いから、実現が不可能であるとの意味も持っています。
「机上の空論」とは?
机上の空論は、きじょうのくうろんと読む言葉です。
意味としては、頭の中で生み出されただけの実際には実現出来ない役立たずな理論や考えを示します。
「机上の空論」の言葉の使い方
机上の空論は、頭の中で考えただけの現実的ではない考えや理論といった意味に用いられる言葉です。
考えとして思いつくだけで、実現は不可能な事の例えとして使用されています。
「砂上の楼閣」と「机上の空論」の違い
砂上の楼閣と机上の空論の文字表記を並べて見比べてみると、砂と楼閣に、机と空論という文字の違いを見付ける事が可能です。
所が上のという文字が共通するだけでなく、意味合いも似ている部分がある点がややこしかったりします。
ただし砂上の楼閣は、基礎がしっかりしていないため長く維持出来ない事や実現不可能な事の例えとして使用されるのです。
一方の机上の空論は、頭の中で考えつくだけで、実現は出来ない役立たずな考えの例えとして用いられています。
まとめ
2つの言葉は、実現出来ないといった同じ意味合いを持つ言葉同士です。
もっとも同じ様な意味でも、ニュアンスに相違点があるのでそこを理解する事が大事だったりします。
ちなみに砂上の楼閣は、砂の上に楼閣を建てる様な実現不可能な事であるという意味と共に、基礎がしっかりしていない物事は長続きしないという意味を持っているのです。
対する机上の空論は、頭の中で思いつくだけで実現不可な役に立たない考えといった意味を有しています。