「純正品」と「汎用品」と「再生品」の違いとは?分かりやすく解釈

「純正品」と「汎用品」と「再生品」の違い生活・教育

この記事では、「純正品」「汎用品」「再生品」の違いを分かりやすく説明していきます。

「純正品」とは?

ある製品のメーカーがその製品のための消耗品や関連製品も販売していることで、具体例としてはプリンターのインクのメーカー純正品、自動車のエンジンオイルの純正品などがあります。

自動車のパーツなどはその車種の自動車メーカーが販売しているものが純正品となり、それ以外は社外品となるように、社外品が純正品の対義語として当てはまる場合もあります。

鉄道模型の世界では車両とレール、コントローラーが揃って動かして楽しむことが出来るのですが、メーカーによっては車両のみを販売していて、レールやコントローラーは社外品または汎用品という概念になるものもあり、規格統一されているメリットでもあります。


「汎用品」とは?

異なるメーカーの機種にも使える部品。

また、異なる用途にも使える部品を指す言葉です。

具体例としてはDVD-RなどはDVDレコーダーの製造メーカーが全て作っているわけではなく、レコーダーのメーカーを問わずDVD-Rは使えるということで汎用品と言えます。

また、バイクのリアボックスなどは一定の範囲内でメーカーを問わず使えるので汎用品と言えます。

プリンターのインクやトナーなども汎用品という概念があり、海外で調達した製品や再生した製品で低価格化を図っているケースがあります。

このケースでは価格がメリットであり、仮に同価格であれば汎用品を選ぶメリットはやや低いと言えるでしょう。

なお、テレビゲームは規格が厳重で、一般的なメーカーで汎用品はまずありません。


「再生品」とは

一度出荷されて使用されたものの部品を再び使った再生品では、プリンタインクが代表的な例といえ、こちらは価格がメリットとなっています。

出荷後に初期不良でメーカーら返品された製品や展示品として使われたものをメーカーに返し、新品と同様の品質検査を通過した製品をメーカー再生品として販売するケースがあり、リファービッシュ品とも呼ばれ、こちらはカメラやパソコンなどの高額製品が多くなっています。

また、メーカーではなく直販サイトが再生するケースもあります。

絶対数は少ないものの低価格とブランド力の強さがメリットです。

また、廃車になった車から使える部品を取り出して部品として販売するケースはリビルト品と呼ばれる再生品です。

「純正品」と「汎用品」と「再生品」の違い

製品メーカーの観点で考えるとそのメーカーが作ったものが純正品で、そのメーカーが初期不良などを直して再出荷するものを再製品またはリファービッシュ品と呼び、汎用品はそのメーカーとは関係ないメーカーが製造していますがそのメーカーの製品でも使えるものを指します。

プリンタインクの再生品はメーカーのものを他のメーカーがリサイクルしているケースが一般的です。

まとめ

純正品と汎用品と再生品はデザインの概念があるものではメーカーの統一感があるのが純正品で、再生品もそのメーカーの製品とは統一感はあります。

汎用品は関係ないメーカーが作っているためデザインの観点では統一感は低めです。

なお、プリンタインクなどの再生品や汎用品はデザインの概念はありません。