この記事では、「初心者」と「未経験者」と「初学者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「初心者」とは?
「初心者」とは、何かを習い始めたばかりの人、または未熟な者という意味になります。
習い始めた初日、数日後、数回目といった時は「初心者」という言い方をします。
しかし、何カ月経っていても、慣れない場合は未熟といった意味合いでやはり「初心者」となるわけです。
年数的に「初心者」とされる時期が定められていることもありますが、内容的には人それぞれということになります。
「私は3回で初心者コースを卒業できた」「何年続けても初心者の域を出ることができない」などと使います。
「未経験者」とは?
「未経験者」とは、ある物事に関して、これまで経験したことがない人という意味になります。
仕事、趣味、物事など様々なことに使われますが、よく使われる例としては、アルバイトや仕事など「未経験者可」「未経験者歓迎」があります。
これは、その仕事をしたことがない人でも安心して応募できるようにという配慮の一つということになるでしょう。
「彼は未経験者だが経験者のような雰囲気を出している」「未経験者でも楽しめるように考えてある」「未経験者にはわからないかもしれないが…」などと使います。
「初学者」とは
「初学者」とは、学び始めたばかりの人、これから始める人といった意味で使います。
勉強、趣味などに使い、仕事には使わないと覚えておきましょう。
「初学者におすすめの辞書」「初学者がまず苦戦するのはこの部分だ」「初学者向けに解説本を書いた」「初学者を対象にした講座」などと使います。
「初心者」と「未経験者」と「初学者」の違い
「初心者」と「未経験者」と「初学者」の違いを解説します。
この三つの言葉はある物事に不慣れであるといったニュアンスは共通しています。
しかし、言葉の意味はすべて違いますので混同しないように気をつけてください。
「初心者」とは、習い始めた人、未熟な者という意味があります。
「初学者」と似た印象があるのですが、未熟であるという意味で使う、仕事や趣味などに使うといった時は「初心者」がふさわしいでしょう。
「初学者」とは学び始めという意味ですので、主に勉強に使うと覚えておきますと、使い分けに迷わなくなります。
「未経験者」とは、まだ経験していない人という意味になります。
こちらは、勉強、趣味、物事などあらゆることに使うことができますが、印象としては仕事やアルバイトにおいて、その仕事をしたことがないといった意味合いが強くあります。
最後にごく簡単に覚えやすくまとめますと「初心者とは習い始めの人、未熟な人」「初学者とは学び始めたばかりの人」「未経験者とはまだ経験がない人」となります。
「初心者」と「初学者」は似ていますが、勉強に関しては「初学者」を使うと覚えておくといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「初心者」と「未経験者」と「初学者」の違いを解説しました。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けていきましょう。