「整える」と「調える」と「斉える」の違いとは?分かりやすく解釈

「整える」と「調える」と「斉える」の違い生活・教育

この記事では、「整える」「調える」「斉える」の違いを分かりやすく説明していきます。

「整える」とは?

「整える」「整える」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「乱れたものの形をきちんとする」という意味で、バラバラになっているものをすっきりまとめることです。

2つ目は「ある状態へ向けて変える」という意味で、計画や施策などで、目標を掲げそれにふさわしい状態に変えていくことです。

上記に共通するのは「乱れたものをきちんとする」という意味です。


「整える」の使い方

「整える」は動詞として「整える・整えた」と使われたり、副詞として「体勢を整えて出直す」などと使われます。

基本的に、乱れたものや散らばったものを揃えたりまとめたりすることに使われる言葉です。


「整える」の例文

・『面接を受ける前に服装を整える』

「調える」とは?

「調える」「ととのえる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「必要なものを全て揃える」という意味で、必要なものを買ったり取り寄せたりして間に合うように用意することです。

2つ目は「交渉や相談事を成立させる」という意味で、話し合いをまとめることです。

3つ目は「手入れして最適な状態にしておく」という意味で、楽器や器具などをメンテナンスすることです。

4つ目は「程よく味つけする」という意味で、「味を調える」として使います。

上記に共通するのは「最適な状態にする」という意味です。

「調える」の使い方

「調える」は動詞として「調える・調えた」と使われたり、副詞として「味を調えて出す」などと使われます。

基本的に、必要なものを揃えたり、手入れしたりして、最適な状態にしておくことに使われる言葉です。

「調える」の例文

・『いつでも出かけられる様に身支度を調える』

「斉える」とは?

「斉える」の意味は以下の通りです。

「斉える」「ととのえる」と読み、「等しくする」という意味で、違うもの同士を揃えることです。

「斉」「凸凹がなく等しくそろっている」という意味を持つ漢字です。

「斉える」の使い方

「斉える」は動詞として「斉える・斉えた」と使われることが多くなります。

基本的に、上記で紹介した「整える」と同じ意味ですが、常用外漢字の為に普段使われることはありません。

「斉える」の例文

・『庭木を斉える』

「整える」と「調える」と「斉える」の違い

「整える」「乱れたものや散らばったものを揃えたりまとめたりすること」という意味です。

「調える」「必要なものを揃えたり、手入れしたりして、最適な状態にしておくこと」という意味です。

「斉える」「等しくする」という意味、「整える」として使われます。

まとめ

今回は「整える」「調える」「斉える」について紹介しました。

「整える」「まとめる」「調える」「手入れする」「斉える」「等しくする」と覚えておきましょう。