「あいづち」と「うなずき」の違いとは?分かりやすく解釈

「あいづち」と「うなずき」の違い生活・教育

この記事では、「あいづち」「うなずき」の違いを分かりやすく説明していきます。

「あいづち」とは?

相手の話に承諾や同意などの気持ちを表し、調子をあわせることです。

たとえば、こんな会話で「あいづち」が使われています。

「昨日友達とランチに行ったんだ」「へー」「それで○○を食べてすごくおいしかったの」「おいしかったんだ」このときの「へー」「おいしかったんだ」がこの言葉が意味するものです。

相手が言ったことに対して調子をあわせた答えを返しています。

この言葉が指すものには、さまざまなバリエーションがあります。

たとえば、「なるほど」「ふむふむ」「そうなんだ」「はい」「うん、うん」「ええ」などです。

相手が話している最中にこれらを使用してはいけません。

必ず相手の話しにあわせるように、言葉が終わった時点で挟むようにします。

また、数が多すぎるのもよくありません。

頻繁にこの言葉が指す事柄を行っていると、本当に話を聞いているのか疑われてしまいます。

そうかといって、数が少なすぎると話を聞いていないように思われてしまいます。


「あいづち」の使い方

相手の話す内容に対して、承諾や同意などを表しながら調子をあわせることを指して使用する言葉です。

「へー」「なるほど」など、さまざまな言葉があります。


「うなずき」とは?

相手の話す内容に対して、承諾や同意などの気持ちを表すために、首を縦に振ることです。

2回ほど振るのが一般的です。

1回では首を動かしたことがよくわからず、回数が多すぎると適当な印象を与えてしまいます。

首の動かし方が小さすぎると、相手にこちらの気持ちが伝わらないので、振る大きさにも気をつけます。

この言葉が指すのは首を縦に動かすことで、このときに言葉を発していても、発していなくても「うなずき」といいます。

言葉を発するときには「うん、うん」「はい」などということが多いです。

「うなずき」の使い方

相手が話しているときに、承諾や同意などの気持ちを表すために、首を縦に動かすことを指して使用する言葉です。

首を横に振ることを指してはいいません。

「あいづち」と「うなずき」の違い

前者は話に調子をあわせることで、「ふーん」「そうですね」「なるほど」など、さまざまなバリエーションの言葉があります。

後者は言葉を発するのではなく、首を縦に振ることです。

言葉を出す場合もありますが、言葉を出すという意味ではありません。

「あいづち」の例文

・『あいづちが多い』
・『あいづちを打つ』
・『適度にあいづちを入れる』
・『あいづちをして欲しい』

「うなずき」の例文

・『うなずきながら話を聞く』
・『うなずきがない』
・『うなずきをする』
・『うなずきたくなる』

まとめ

どちらも相手の話を聞いていることを表すために行うものですが、意味していることはやや違います。

一方は調子をあわせた言葉、もう一方は首を縦に振ることです。