「ピカール」と「コンパウンド」の違いとは?分かりやすく解釈

「ピカール」と「コンパウンド」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「ピカール」「コンパウンド」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ピカール」とは?

日本磨料工業株式会社の商品名であり、金属用の磨き剤で乳化性の液状となっています。

布につけて金属を磨き、汚れを取るなどしてから乾いた布で拭くという使い方になっています。

ピカールネリと言う商品もあり油性のネリ状になっていて、より強い汚れ落としに向いたものとなっています。

ピカールケアーという製品はクリーム状のピカールで扱いやすさがポイントとなっていますが、いずれも金属での使用が基本となっています。


「コンパウンド」とは?

塗装面や金属、プラスチックなどに使える研磨剤の総称で、基本的にはクリーム状となっています。

プラスチック用、金属用など用途は材質により異なっているケースが基本ですが、プラスチックと金属に対応したものもあります。

紙やすりのように番手が設定されており、荒目のコンパウンドから中目、細目と変えていくことでよりきめ細かく磨くことができます。

模型用も存在していますが、自動車用がメインと言えるでしょう。

言葉としては混合物などの意味があり、タイヤの素材や鉄道架線のコンパウンドカテナリーなどは研磨剤という意味ではない使い方となっています。


「ピカール」と「コンパウンド」の違い

「ピカール」「コンパウンド」の違いを、分かりやすく解説します。

「ピカール」は液状をメインとした磨き剤、「コンパウンド」はクリーム状の磨き剤となっており、ピカールは基本的に金属専用なのに対し、コンパウンドはプラスチックや塗装面に問いしても使えるものがあり、細かさを表す番手も設定されています。

ピカールは4000番程度とされています。

ただしピカールでヘッドライトの黄ばみを取るという使い方もあります。

まとめ

「ピカール」「コンパウンド」はピカールは金属での使用がメインの液状の磨き剤、コンパウンドはプラスチックや金属に対して使えるクリーム状の磨き剤で、用途自体は近いものと言えるでしょう。