この記事では、「社葬」と「団体葬」と「合同葬」の違いを分かりやすく説明していきます。
「社葬」とは?
社葬とは、しゃそうという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、かいしゃや組合等の機関を意味する社の漢字に、死者をほうむるといった意味がある葬の漢字を加える事で完成した言葉となっています。
だからこそ社葬は、社員が亡くなった際に会社や企業が主催して行う葬儀を表すのです。
「社葬」の言葉の使い方
社葬は、文字通り亡くなった社員のために会社が主催する葬儀を表現する言葉として使われています。
要するに葬儀を行う際に運営の主体が会社や企業である時に、使用される言葉です。
「団体葬」とは?
団体葬とは、だんたいそうという読み方をする言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を見れば分かる事ですが、ある目的のために人々が集まり1つのまとまりになったものを意味する団体の文字に、そうぎの意味を持つ葬の文字を付け足す事で成立した言葉となっているのです。
そのため団体葬は、故人が所属していた団体が執り行う葬儀を示します。
「団体葬」の言葉の使い方
団体葬は、生前に故人が属していた団体が主催して行われる葬儀の総称として用いられる言葉です。
会社が執り行う社葬も団体が運営して行われる葬儀なので、この団体葬に含める事が出来ます。
「合同葬」とは
合同葬とは、ごうどうそうという読み方をすべき言葉です。
漢字で表記されたこの言葉を目にすれば理解可能な事ですが、2つ以上のものが1つになるといった意味を有する合同の漢字に、死人をうめるとかほうむるといった意味を所有する葬の漢字を合体させる事で誕生した言葉となっています。
なので合同葬は、遺族と企業が協同で執り行う葬儀を表現する言葉です。
-1.「合同葬」の言葉の使い方
合同葬は、故人が所属していた会社や企業と遺族が組んで行われる葬儀を示します。
企業との合同という形を取る事により、遺族が葬儀を行う際の負担を軽減する事が可能となるのです。
「社葬」と「団体葬」と「合同葬」の違い
社葬と団体葬、合同葬の文字表記を見れば、それぞれ最初の文字が社と団と合と、全く違う漢字が使用されている事に気付く事が出来ます。
ですが3つの言葉は共に、最後に葬の文字が使用されており、葬儀に関連した言葉である点がややこしい所です。
ちなみに社葬は、故人が所属していた会社や企業が主催して行われる葬儀を表す言葉です。
団体葬は、故人が生前属していた団体が執り行う葬儀の総称で、社葬も含める事が出来ます。
合同葬は、遺族と故人が所属していた会社が合同で執り行う葬儀という意味を表す言葉です。
まとめ
3つの言葉は、最後に葬という文字が使用されている通り、葬儀に関連して用いられる言葉となっています。
ただしその前の文字が、社と団体、合同とそれぞれ違っているので持つ意味合いに違いはあるのです。
まず社葬は、文字通り会社が主催して執り行われる葬儀を表す言葉となっています。
次に団体葬は、故人が所属していた団体が開く葬儀の総称であり、社葬もこの中に含める事が可能です。
最後に合同葬は、遺族と会社や企業が協力し合い合同で葬儀を行う事を示す言葉となっています。