イラストや文字などを粘着力で貼り付けるものとして「ステッカー」と「シール」がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「ステッカー」と「シール」の違いを解説します。
「ステッカー」とは?
「ステッカー」とは、「プリントされた用紙を粘着力で貼り付ける耐久性に優れた粘着紙片」です。
「ステッカー」の使い方
裏につけられた粘着力を利用して貼り付ける粘着紙片のうち、長期間貼り付けられるよう耐久性を考慮して製造されたものが「ステッカー」です。
長期間貼り続けても測れることのないよう強力な粘着力と外気の影響でも変質しない優れた耐久性を有し、主に屋外で使用することを想定して作られたものを「ステッカー」といいます。
特に耐久性に優れたものになると数年間変わらない状態で貼り続けられます。
「シール」とは?
「シール」とは、「粘着力を利用して貼り付ける粘着紙片」です。
「シール」の使い方
元々は空いている袋の口を止めるなど封印のために用いられる粘着性のある紙片を指していましたが、現在ではイラストや文字などが印刷された装飾のために貼る紙片も含みます。
一般的には屋内で使うことを前提にした粘着紙片を指し、使われる紙も薄手で破れやすいなど耐久性は高くありません。
耐水性も低く水をかけると粘着力が落ち簡単に剥がれます。
「ステッカー」と「シール」の違い
「ステッカー」と「シール」の違いは「使用する場所」です。
粘着性のある紙片のうち屋外使用を前提に作られたものが「ステッカー」、屋内仕様を想定したものが「シール」です。
「ステッカー」は屋外の環境にも耐えられるよう耐久性や耐候性が高く数年間使用できますがコストは高めです。
屋内用の「シール」は耐久性に劣るもののコストパフォーマンスは優れています。
「ステッカー」の例文
・『車にステッカーを貼る』
・『加盟店のステッカーを店先に貼ってアピールする』
「シール」の例文
・『シールで封筒に封をする』
・『目印代わりにドアにシールを貼っておく』
まとめ
「ステッカー」と「シール」は粘着力で紙片を張り付けるという機能は共通していますが想定している使用環境に違いがあります。
現物を見ても違いが分からないことも多いのできちんと区別したい場合は製品情報を確認してください。