「ずつ」と「づつ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ずつ」と「づつ」の違い生活・教育

この記事では、「ずつ」「づつ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ずつ」とは?

「ずつ」とは、「ある数を均等に割り当てる」という意味を持ち、漢字では「宛」と表記されます。

数量を表している名詞や副詞、一部の助詞につく副助詞という扱いとなっています。

公的な文章や、日本放送協会(NHK)で放送されるニュースや文章などではこちらの「ずつ」が使われています。

これは、文部科学省が発表した内閣告知及び内閣訓令において「じ」「ず」を用いて書く事を原則とするという事が明言されているためで、これを「現代仮名遣い」と言います。

しかし、同告知で「ぢ」「づ」を用いて書く事も出来るとも書かれていますので、「づつ」と書いても間違いではありません。


「づつ」とは?

「づつ」とは、上述した「ずつ」と同じ意味で「ある数を均等に割り当てる」という意味を持つ言葉です。

「づつ」は間違った使い方ではありませんが、上述した「ずつ」が公的な文章やビジネス文章で使われています。

こちらの「づつ」は、友人や家族などのフランクな場面での使用に限り、通常は「ずつ」を使用しましょう。


「ずつ」と「づつ」の違い

「ずつ」「づつ」の意味は同じです。

「現代仮名遣い」では、「ずつ」を使用する事が推奨されており、公的な文章や、ビジネス文章などは、「ずつ」と表記するのが望ましいでしょう。

しかしながら、「づつ」は必ずも使用できないという訳ではないので、フランクな関係の人との会話や文章では「づつ」と使っても問題はありません。

まとめ

「ずつ」「づつ」には違いはなく、同じ意味になっています。

しかし文部科学省が発表した告知では「ずつ」を原則使用するようにと書かれています。

しかし、その後に「づつ」も使用できるとも書かれており、どちらを使っても問題はないという事になります。

従って、公的な文章やビジネスで使う文章には基本的に「ずつ」を使用しましょう。