「信条」と「信念」の違いとは?分かりやすく解釈

「信条」と「信念」の違い生活・教育

この記事では、「信条」「信念」の違いを分かりやすく説明していきます。

「信条」とは?

「信条」とは日頃からこういった行動をするべきであると強く信じ実際に行動に結びついている理念を指します。

例えば予定に遅刻してはいけないと言うのは一般常識ですが、絶対に遅刻しないように常に5分前行動している人は遅刻厳禁が「信条」と言えるでしょう。

逆に遅刻が悪いと理解していてできるだけ遅刻しないように気をつけていてもつい遅刻してしまう人にとっては、理念を守れていないので遅刻厳禁が「信条」とは言えません。

また行動についてこうすることが正しいというものなので、行動とは関係なく世界はこうなっていると強く信じているような考えは「信条」とは別のものです。


「信念」とは?

「信念」とはそれが正しいと心から信じていて疑う余地もない考えのことです。

行動に結びついているかどうかは関係なく、それを正しいと信じているかどうかそうなると信じ切っているかどうかに左右されます。

例えば日常のあらゆる出来事は学びに繋がっているという「信念」を持つ人もいますが、そういう人でも実際に全ての出来事からなにかを学ぼうと行動はしきれません。

ですがその人にとっては全ての出来事が学びに繋がるという考えは間違いなく「信念」です。


「信条」と「信念」の違い

「信条」「信念」の違いを、分かりやすく解説します。

行動に関してこうするべきと強く信じて守っている理念が「信条」で、それが正しい真実だと信じている考えが「信念」です。

行動が伴っていなければ「信条」と言えませんが、「信念」はその考えのもとに行動していなくても「信念」です。

まとめ

どのように行動するべきかの指針となっているものが「信条」で正しいと信じて疑わない考えが「信念」と言えます。

ボーダーラインがあやふやで明確な区別は難しいですが行動が伴うような考え方なら「信条」で、行動が伴うかは関係ない考えなら「信念」と大まかに分けることもできるでしょう。