「上司」と「先輩」の違いとは?分かりやすく解釈

「上司」と「先輩」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「上司」「先輩」の違いを分かりやすく説明していきます。

「上司」とは?

会社など組織において上の役職についている人を指す言葉で、学生の間ではあまり使われません。

会社においては同い年、年下でも上司ということはありえます。

会社で代表取締役になると直接的に上司はいないということになりますが、OBの相談役など会社を退いた上司という概念があり、全く上司がいないという例は少ないと言えるでしょう。

上司の逆の意味の言葉は部下ということができます。

上司と部下がいたとして、その上司の上司から見ると部下が二人という言い方もできます。

人、会社員、役職のある組織の人員に対して使われる言葉で動物やロボットに対して使う言葉ではなく、物に対しても余り使うことはありません。


「先輩」とは?

先に組織に所属していた人、学校や会社に先に所属していた人ということになります。

学校では学年が違うということが先輩の必須要件で、会社では入社時期が先輩の必須要件となります。

先輩は自分より年上というケースが基本ではありますが、転職や留年などで、年下でも先輩になることはあり得るため関係性がやや複雑になります。

役職名などとは関係ないため、先輩だけど部下ということもありえます。

新入社員においては新入社員以外のすべての社員が先輩ということになります。

会社の上司に対して先輩と呼ぶことはありませんが、学校の先輩に対して呼び方として先輩と呼ぶことはあります。

後輩と呼ぶことはありません。

「人生の先輩」という言い回しでは年上の人を敬う意味合いで使われ、「先輩格」という言葉では商品などで先に販売されていた同格の商品を指す事ができるなど、人以外に使うこともできます。

動物園の動物などでも、後から入ってきた動物から見て先輩に当たるという言い方は可能です。

ロボットに対しても、先に作られたものに対して使えないことはありません。


「上司」と「先輩」の違い

「上司」「先輩」の違いを、分かりやすく解説します。

「上司」は同一組織に所属している人で自分より役職が上の人という意味になっています。

「先輩」は自分より年上の人という範囲の広い意味から、自分より先に入社した人、学校において学年が上の人などの使い方があり、使う範囲が上司より先輩のほうが広いといえます。

上司と部下の関係性はある程度上司の管理下、指導のもとにあるのが部下ということが出来ますが、学校の先輩後輩に関しては部活の関係以外は特に管理下、指導の関係性はありません。

先輩は人を呼ぶ時の継承のように使うことが出来ますが、上司にはその機能はなく、「さん」や役職名をつけます。

まとめ

「上司」「先輩」は自分より上と言う点で共通しているとはいえますが上司の方が会社などの組織内で使われる言葉、先輩は年上であれば使えるケースもある幅広い言葉と言え、先輩と呼ぶことはありますが、上司は呼び方ではありません。