「公家」と「貴族」の違いとは?分かりやすく解釈

「公家」と「貴族」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「公家」「貴族」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「公家」とは?

「公家」「くげ」と読みます。

「公家」「朝廷に仕える人々」という意味があります。

特に、朝廷に仕える、「貴族」、上級官人の総称で、天皇に近侍し、または御所に出仕していた、主に三位以上の位階を世襲する人のことを指します。

大宝律令以降の日本の律令制において、個人の序列を「位階(いかい)」と呼び、偉い順に、正一位、従一位、正二位、従二位、正三位、従三位と並び、この三位以上の位階を世襲する家柄の人たちを、「公家」と呼んだということになります。

鎌倉時代に幕府が誕生すると、源氏・藤原氏などの、天皇の血筋を継ぐ貴族のことを「武家(ぶけ)」または「武家貴族」と呼ぶようになり、それに対比するように、儀式と文治により、天皇に奉仕する宮廷貴族を「公家」または「公家貴族」と呼ぶようになりました。


「貴族」とは?

「貴族」「きぞく」と読みます。

「貴族」は、「身分や家柄の尊い人のこと。

また、社会的な特権を世襲している上流階級に属する人」
という意味があります。

いわゆる社会の特権階級を持つ人のことを指し、どの時代でも、世界中に特権階級を持つ、「貴族」が存在しています。

大宝律令が生まれた701年から、明治元年まで、日本における「貴族」は、従五位下以上の位階を持つ人のことを指しました。

「公家」と呼ばれる正一位から、従三位までに加えて、正四位上、正四位下、従四位上、従四位下、正五位上、正五位下、従五位上、従五位下までが、「貴族」と呼ばれるということになります。

ヨーロッパにおいても、古代ギリシャ、古代ローマ時代から「貴族」がいるなど、ほとんどの時代を通じて「貴族」がいます。

また「貴族」には「特権を持つものや、優雅な生活をするもののたとえ」という意味があります。

例えば、一生独身生活を送り、子供を持たないため経済的に豊かで、家族サービスの必要もなく、優雅な暮らしをする人のことを「独身貴族」などと呼びます。


「公家」と「貴族」の違い

「公家」「貴族」の違いを、分かりやすく解説します。

「公家」「朝廷に仕える人々」という意味があります。

一方で「貴族」は、「身分や家柄の尊い人のこと。

また、社会的な特権を世襲している上流階級に属する人」
という意味があります。

日本における「公家」は、正三位以上の人を指すのに対して、「貴族」は従五位下以上の人を指すという違いがあります。

また「公家」と呼ばれる人は日本にしかいないのに対して、「貴族」は世界中にいるという違いもあります。

まとめ

「公家」「貴族」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、日本の律令制における身分についての理解が深まるかもしれません。