この記事では、「書中」と「書面」の違いを分かりやすく説明していきます。
「書中」とは?
「書中」とは文書の中に書かれている物事を指します。
その文書に書かれている文章そのものではなくその文章が書き記している内容が「書中」です。
例えばこの項目は「書中」で「書中」の意味についてを説明しています。
また文書に書かれている言葉や文句などの言い回しについてを指して「書中」ということもあるでしょう。
「書面」とは?
「書面」とは文書に書かれていることであったり、その文書そのものを指します。
文書の中に書かれていることと言うのは書かれている内容ということではなく、書類や手紙に書かれている文字であったり言い回しが「書面」です。
例えば丁寧な文章で書かれた「書面」と言えば文書そのものを指す使い方ですし、「書面」から穏やかな人柄が見て取れるという場合には書かれている文章を指した使い方になります。
「書中」と「書面」の違い
「書中」と「書面」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも文書に書かれている文字や言い回しを指して使われることがある言葉ですが、「書中」はそれ以外に文章の内容という意味を持つのに対して、文書そのものを指すのが「書面」です。
また「書中」は主に文書に書かれている文章の内容を指して使われることが多いのに対し、「書面」は「書中」と共通している意味である文書に書かれている文章そのものを指して使われることが多いのも、「書中」と「書面」の違いと言えるでしょう。
まとめ
どちらも書類に書かれている文章という意味で使われることもありますが、「書中」と言う場合は文章の内容という意味で使われる事が多いので、文章そのものを指す場合は「書面」と表現したほうが無難です。
とは言え「書中」を文章を指す言葉として使う言い回しも定着しているので、どの場合でも「書面」に言い換えるべきというわけでもありません。